2017年11月8日水曜日

ガンダルフとフロドみたいな写真



 カンジーは元気だった。

 雪がうっすらと積もった中山峠を越えて、太平洋に出るのに3時間弱。
 
 「わかりますー?」、
 わかるよ、見たまんまなんだから。
 うっすらと気がつかない程度に小太っちゃって。
 それでも2年弱会ってなかった。
 一見怖そうなんだけど、話す声もドスが効いてて怖い。
 でも、元気で伊達で生きていてすごくうれしい。カンジー。

 リハーサルはあんな音にしてとか、太くして、キラキラさせて、中音域削れ、1、2弦もう少し優しくして、リバーブもう少し、モニター下げて、だとか色々言いながら近況も聞く。
 
 本番は、とても和やかでなんか学校の授業みたいに時々お客さんが合いの手を入れてくれる。結構珍しいかもね。
 中盤戦から少し飛距離と高度を上げる。
 出ました、K点越え。
 皆さんありがとうございました。
 風邪もしつこく咳として残っていますが、知り合いも難儀しているのでなんとかしのいでみようと思っています。

 伊達のKANZY無事に楽しく終わりました、おいでになった皆さんありがとうございます。家で歌ってるように唄えてきました。

 伊達のホテルに一平さんからメールがあり、11月18日(土曜日)の六花亭、きたこぶしのコンサートでやる曲のリストが送られてきた。一平さんのコンサートのゲストです、歌いに行くというよりギター弾いたり、コーラスやったりという方に重点がありますが、楽しそうです。会場17:00、開演17:30で突然決まりました。
 よかったらおいでください。

それと、恒例の忘年会ライブの方も決定しました。
 12月27日(水)、レストラン のや 会場17:30 開演18:30
 席に本当に限りがありますので、是非お早めに予約をお願いいたします。

もう、そんな季節です。

 上の写真は、僕が相当つま先で立っています。
 一平が背が縮んだ訳ではありません。
 これは一平さんが自分のブログに載せてたものを借りてきて、ここに載せてるわけで、僕があえて選んだのではないことを断っておきます。でも、どうしよう、あと何年かしてこんなに縮んだら。
 
 来週の「幸男さん」(火曜日25時、北海道Air G)も、一平さんがゲストに来てくれて、自由闊達、豪放磊落、支離滅裂行って帰って行きました。よかったらそっちも聞いてください。

 伊達の報告と告知でした。

        BG movie   Lord of the Ring (魔法使いとホビットみたいな写真。)
                               


 おわり

 

2017年10月28日土曜日

試合開始からライトフライまで


 ダルビッシュ、1回1/3で降りちゃった。
 初回のワンアウト、カウント、ワンストライク、ワンボール、3球目のボールをボールと審判された時に「あっ。」ダメかも。と思う間も無く回をまたいで4失点。
 前田健太がその後に出て、もう見たいところは全部見た。

 今、6回、アストロズ1アウト1塁2塁、それでもドジャース粘って5対3。
 今月2回目のブログです。

 「鉄塔武蔵野線」の中で鉄塔探索中の一場面で「人生で一番幸せな時だった。」と主人公の少年のモノローグがある。一瞬、大げさな、まだ人生始まったばかりだべ、と突っ込んでみたんだけど、振り返ってみると、子供の頃鉄塔の下や、河原、公園の鉄棒の上、でそんな風に感じたことがあったかもしれないと思い出した。
 滅多に人はお互い「今、幸せですか?」と聞かない。
 個人的なことで、おおよそ「元気ですか?」と聞くよりも上っ滑るし、聞かれた方も聞く方もその先は袋小路に入るだけで、お互いに片棒を担げないことがわかる。

 今、7回の表でドジャースはなんとかピンチをしのいだ。
 ドジャースのピッチャーはモローで、いきなりホームラン性の2塁打、ピッチャー交代。ドジャースはピッチャーでしのぐ展開、負けているんだからしょうがないけど、なんとかしのいで、とりあえず負けない算段の時間。

 幸せだなと感じた事ごと、事柄には匂いがついている。
 記憶がつけた匂いで、世の中に流通している匂いではなく、脳みそというハードウェアが回線ミスするか誤作動の瞬間に漏れ出るもの。
 「嵐が丘」、大昔

 アストロズの攻撃で2アウト満塁、あーー!満塁ホームラン。観念したらセンターギリギリでキャッチ。4点入ったらもう決まりだった。アブナイ。頑張れドジャース。

 「嵐が丘」、イッチャッてる男女のイっちゃってる究極大恋愛物語。おそらく世間もモラルも許さない、超個人的幸福追求地獄行き特急列車に飛び乗った二人の話。
 変態物語だと思いながらも長い事世界の人々が渋々認めた文学。
 こんな話ももはやSFホラー的で、今もっと流行るべきかもしれない。
 久しぶりに見たけど、面白かった。
 みんな一番鉄塔にたどり着くまでは好奇心からは降りないものなんだ。

 9回表、ドジャースの攻撃で2アウトランナーなし。カウント2エンド2。
 
 さて待ってみよう。

 ライトフライで試合終了。アストロズ2勝1敗。ダルビッシュ攻略される。


  時々変なものが出てくる。

長野オリンピックの時に原田選手の「船ーーなー木ーー」が気に入って書いたハガキ。 
 宛名がないからここに出す。



 
 

 

2017年10月2日月曜日

10月2日



8月にサーカス観に行って、それから銀シャリ、琴似。

サーカスはもう昔のウェットな世界も子供の頃に厚着させられていた記憶はどこにもなく、ひたすらエンターテインメントと体育会系のイカすものに変わっていた。テントの中は撮影禁止でしみじみ一晩思い出に浸ろうとしても、それは許されないことだった。冷たいといえば冷たいし、子供相手に少しアコギの度が過ぎませんかと思ったけど、どうも、もはや、サーカスは子供を相手にするというより大人をメインしているようだ。
 スピーカーもいい音を出していて、もう全体的にノリノリ。
 一度と言わず機会があったら是非観に行ってくださいな。
 いつのまにか世界で3本の指に入るサーカスになっているらしい。

お笑いの世界は怖いなあ。
手に何も持たずただ、話すことだけで人の集中を掠め取ることは見ているだけでハラハラする。ほんの些細なミス、で滑り出し、一旦滑るとその修復は容易には回復しない。昨年優勝したグループだけあって1時間50分を映像と自分たちのネタだけで突き進む。
 最初から笑ってもらっていたわけじゃない、それこそ意識が飛びそうなほどの客の無反応(これは想像で、最初から受けていたのかもしれないけど。)を経験し、人のやっていないところを探し、面白くない、つまんないというようなことを毎日どこかしこで言われ、それにもみくちゃにされて強靭な人になっていく。その果てに舞台がああって、遠く札幌まで来てライブやって、客をねじ伏せる。本当におっかないなあ。
 並みの根性じゃ無理だなあ、と思いながら見ていたけど、ライブは面白かった。

書き忘れていたので忘れないように書いておいた。
下手するとサーカスに行ったことも漫才見に行ったことも来年あたりすっかり忘れているような気がする。

ついでに、久しぶりに厚別にサッカー見に行った。
どういうわけか仙台のサポーター席の端っこに座ることになってしまい、というよりもアウェイ席を買ったつもりが本当に仙台のサポーターの熱い奴らの中に埋もれてしまった。
 なんとなく落ち着かない気分でいたら、大体がわざわざ仙台から来た根っからの応援団で、話してる言葉がそのまんま仙台弁、うちの田舎とは若干のニュアンスが違うんだけど、それでも故郷圏内の言葉のど真ん中。スタジアムでこんな気分になったことないなあ。みんな親戚のおじさんおばさん、いとこはとこ、じいさんばあさん大集合。うけた。
 ふと後ろを見ると厚別競技場にはいつのまにか電光掲示板ができていて、生意気に電光掲示をしていた。他にもっと変えるものがあるべと思いながらも、あんまりこの所試合観に来てないからいろんなことは言えない。
久しぶりに勝ち試合を競技場見た。
仙台のサポーターもいい人達だった。みんな親戚に見えた。

そこから先は9月に向けて毎日、青いギターとぶつかり稽古で大体の時間が割かれてしまった。

今年のSEPTEMBER VALENTINE コンサートもいつもの年のように、ただただ、聴きに集まってくれた皆さん、スタッフ、演奏者の皆さんのおかげで成立させてもらったライブで
した。上の写真は本番前の集合写真で、女性陣が団扇を持っています、「ゆきお いのち」「ゆきお LOVE」という字も見えます。バイオリンの佐々木聖子さんが作ってくれたもので、マッチの「ギンギラギンにさり気なく」で演奏の合間にみんなで振ってくれました。ハハハハハはははははH。
ここまでくればもうどこにでも飛んでゆけます。
舞台から見た皆さんの楽しそうな顔がとても印象的でした。

まだまだ、色々と不十分なものはたくさんあります。それを少しずつ潰して行って、ますます楽しくなるだろうものにアップしていきたいと思います。皆さん共々強力なメンバーに恵まれました。これからも末長くお付き合いのこと、ズズズイーット宜しくお願い奉ります。  デン!





11月5日(日) 伊達 KANZY  開場 18:00 開演 18:30 
                   会場  ACOUSTIC BAR  KANZY        が決まりました。





2017年8月18日金曜日

この眉間のシワが見えないか!早乙女幸男之介。



帯広HOLLY'S ホーリーズのホール柊での最後のライブも無事に終了。
リハーサルの時に2弦が唸っていてなかなかハウリングが取れない。モニターの方向を変えてみる。
堀越君も僕も神経質の度合いが似ているのかお互い眉間にシワがよる。
これは頑固ジワと言って、思い込んだらそう簡単に意見や主義を曲げない、一見首尾一貫しているように見えるんだけど、ただただ意固地な人に多い。僕らは頑固一徹、思い込んだら始末に負えない。ずいぶんな言いようだ。堀越君は違うかもしれないけど、まあ、仲良しだから頑固というところで手を打ちましょうか。

柊は完全に住居にシフトを移して、ライブはこれから店でやるそうです。

釧路から帯広まで電車で動き、駅からホテルにチェックインして服広げて、風呂入ってご飯食べ損なって、ホーリーズに着き、まずまずと言ってコーヒーを飲ませてもらって、それから堀越君と二人でグダグダとお互い眉間に皺寄せて人生の悲哀を語り合って、すっかり気が滅入ってからリハーサル始める。2弦が唸ってる。
何曲か歌ってるうちに問題も解消して後は本番。

ライブの様子はなかなかうまく言葉にできない。
決まった量の空気を大勢で吸って吐いて吸って吐いて、それを歌で撹拌してドロドロの煎じ薬に変えていくんだね。成分は毎回違うものになっている。
よほどのことがない限り体にはいいはずだ。
何を歌ったか、何を話したかは忘れていくものだけど、そこの会場の空気感だけは覚えていられる。来てくれて一緒に薬づくりに貢献してくれた皆さんに感謝します。

ありがとう。

終わってからトマト鍋をいただいた。7月の暑い夏、打ち上げに鍋が出てくるところなんてホーリーズくらいかもしれない。ご飯食べ損なった身としては本当にしみました。

明日はきたむら(かっぺ)フェスティバルに行って来ます。
岩見沢の近所で岩見沢市北村赤川156−1 北村中央公園ふれあい広場
お祭りなので自由参加です。
哲治とトールとで歌って来ます。お祭りはあまり出たことないんだけど、藤井君が「盛り上がる祭りですよ。僕は親戚がそこにたくさんいるので毎年行ってます。」とラジオの時に言ってました。本当にいるんだろうな、藤井君。

上の写真は9月14日セプテンバー バレンタインコンサートのものです。
今年も絶賛開催されることでしょう。
写真はFIXEの須田さん、デザインがスウィッチの橋本さん、例年のコンビです。
今回は上を向いて、未来を展望しながら眉間に皺寄せています。
詳細はこれからレポートします。





2017年8月14日月曜日

どっちもどっちだぜぃ!


「こんちわー。」
カポタストなんかそうそう忘れるもんじゃないんだけど、実際ギターケースを開けて見たら入っていない。去年も入っていなかった。釧路はカポタストを忘れてくるところなんだなあ。
 しょうがないんで、携帯の検索をかけて見ると泊まっているホテルの近所に楽器屋があるらしい。携帯で何かを検索するというのは普段ほとんどやらない。便利なのはわかってるんだけどやらない。別に理由はないんだけど、やらない。一緒に番組やってる藤井はひっきりなしに検索する。ラジオのディレクターだからというのと、僕が適当に喋って責任取る気配がないもんだから、情報や記憶に関することをしゃべるとこまめに検索をする、職業病だな、可愛そうに。そのおかげで今の所事故がないんで感謝してるけど。
 その検索だけど、どうやら啄木通りという道路沿いにその楽器屋はあるようだ。

途中古いだろうと思われるギャラリー兼カフェがあって、その通りの面目をすごく立てている。
ギャラリーとかカフェという建物はその出現でその界隈のグレードを一気に引き上げる効果があり、これがパチンコ屋とかスマートボール屋だと少し荒む気配が漂い、旅人にはいい脱力感をもたらすんだけど、勝手言わせてもらえば今日のところはギャラリーカフェ。
街を歩いて久しぶりに「ああ、この通りはとても自分の好きな気持ちに手が触れられる通りだ。」と人に聞かれたらヒイェーと言って逃げられそうなことをうっかり言ってしまう。
「こんちわー」
外から見ると楽器屋には見えない。
昔懐かしい駄菓子屋みたいな風情、駄菓子屋と違うところは戸が開いてないし、中が暗い。楽器屋さんのニューウェーブと言えなくもない佇まい。ニューウェーブというのはだいたい新しいからニューというんだけど、ここは一風変わっているという意味でのニューウェーブ。
さっき言った(言ってないけど)時間が瓶に入って外界と触れていない感じ、大島渚の映画に出て来そうな粒子の粗い世界のような、そう簡単には言い表せない空間感。
店はひらいてるのに店の人はいない。
もう一度呼びかける。
「コンチわー。」
             ・・・・・
「はい。」
びっくりした。
すぐ近所にいた。
             ・・・・・
「カポタストありますか。」
店の主人だね、どう見ても。
「カポタストはギターの、このフレットに挟んでですね、キーを変えるものでですねえ、古くはゴムのものから最近はバネがついて収まりやすいのまで。ギターはですねえ、フォークギター、クラシックギター、エレキギターとあってですね・・・・」
結構長い時間カポタストのレクチャーを受ける。主人は僕を、年取った男がギターを弾きだして、ようやくカポタストの必要性に迫られて買いに来たと思ってるようだ、と後になって気がついた。その時は、普段、楽器屋に気軽にカポタストを買いに行き、まさかカポタストの講義受けることなんてないから僕自身も結構怖じ気ついていたのかもしれない。
店にある商品をガラスケースに全部並べてくれた。
普段楽器屋でカポタストを全部並べてもらって買うなんて経験したことがなく、大体は自分で適当に見繕って、これって感じで買うのが習慣になっているので、今度は迷う番がやって来た。大体持っているものだし、珍しいものはなく、こうやって丁寧に並べられて、さあ、どれにする?って言われると思いの外判断できない。
帰り際、ガラガラの戸を閉めてふと貼られているフライヤ見ると、僕のえいが館でのものだった。なんかウェルカム、ミステリーゾーンだった。ロッド・サーリングだな。

えいが館のサオリさんに聞いたら昔からある楽器屋さんで、ご主人は僕よりも年齢が上でどっちもどっちだねって。
サオリさんは今年も元気に健気にえいが館頑張っていました。霧の街、古い映画のようなロマンティックでミステリーゾーンで時間の瓶詰めみたいな街でのライブ、楽しかったです。安藤さんに「幸男さん、声出てるね、年取ってから。」と褒められました。安藤さんは声出てない頃から知っている人で、デビューした時から応援してくれてた人です。その当時、楽屋に訪ねてくれた時の肩組んでる写真あるので機会あったら見せてあげたいなあ。
 


2017年7月18日火曜日

今日は21度、ハーーッ。


自転車出して豊平川まで行った。そこまでは良かったんだけど、橋の下で涼んでいたらもういけない、あまり暑くて行くも帰るもできなくなってしまった。
 
家を出て、西友の坂を下った時には、こりゃもうダメだ、と思ったんだけど、旅帰り、体に楽をさせるとそのまま疲れがぐずぐずと居ついてしまいそうで、一旦居着かれると抜くのに時間がかかりそうだったので無理して出た。
 
 34度。ハハ、どうよ。河原走っても何の爽快感もない、似たような年齢の人たちがその河原のパークゴルフ場に群がっていて熱を感じないのか、耐性があるのか、ボケてるのかクラブをブンブン振り回しているところを見るとそう大げさな暑さでもないのか?

 無理しようとしているわけじゃないけど、途中でこりゃ無理だなと気づくタイプみたいでそうそう修正が効かない。このままもっと年齢を重ねると純度100%の年寄りの冷や水系にいくんだろうがね。厄介な領域に突入。

上の写真は東京の3日目、武蔵小山「hanare」の入り口で、ここのオーナーの田中さんの娘さんmimoreちゃんがリハーサルをやってる僕の絵を描いてくれているところです。mimoreちゃんは服飾のデザインやアルバムのジャケットなどを手がけている売れっ子。気に入ったので何枚か写真に撮らせてもらいました。
 「hanare」は田中さんが若い時に渋谷のエピキュラスで奥さんと二人で見に行ったのが最初で、折があったらここでやってほしいなあ、というのを友人の奥山君が橋渡ししてくれて今回のライブの運びとなったという暖かいきっかけでした。
 どうもその時に僕はライブ終わりで、お客さん全員に赤いバラを一本ずつ配っていたそうで、僕がそんなことをするわけがないと言っておきましたが、残念ながらどうもそれは本当のことのようです。デビュー当時はそういうことを臆面もなくできる男だったらしいです。人は本人が記憶の底に重りをつけて沈めたことほど良く覚えてる法則というものに従うようです。
 ライブは大雨洪水警報が出ている最中でしたが大きなものに育つことなく、皆さんおいでになって実にほんわりとした優しい空間が出来上がりました。
 旧友檜山君もジャンベ持ってライブに参加してくれたことがまた、嬉しかったね。
 まだまだ、リハビリには遠いからね、アンディ!

 ありがとうございます。

その前1日、2日は八丁堀の「麻里布倶楽部」での昔の仲間集まれ〜ーライブでした。
こっちは古い古い友達がバッキングについてくれたライブで、きっかけは78年頃から一緒に全国ツアーに出ていたピアノの八千代に「久しぶりにヤッチのピアノが聴きたいし歌いたいんだけど、どうだろ?」と電話したところ「生きてる間にやらないと、みんなすぐ死ぬから早い方がいいんじゃないかい?とりあえず私とベースの藤岡君と、幸男の3人でひっそりと地味にやっかい?」
 途中からえっちゃんが参加することになり、矢萩君が手を上げてくれ、前日に宮崎君が何だ何だ?というまに煽り立てられ、気がついたらピアノ(高野八千代)、キーボード(山川恵津子)、ドラム(宮崎全弘)、ベース(藤岡敏則)、エレキギター(矢萩秀明)の想像以上の大バンドに変身。昔のヤマハ時代の谷山バンド(鳴海君がいたらなあ)、八神バンド(田代君、雄一君いたらなあ)のレアメンバーでのライブ。


北海道とはまた違う大きなエネルギーと大きな心をもらっちゃったぜい!

本当にありがとうね。
来てくれた人も、3日間付き合ってくれた人もいて、見てるだけでも大変だったと思うけど、参加してくれた人、演奏に駆けつけてくれた人、長年の遭遇を待っててくれた人、大感激でした。

楽しかった。


ソロライブも6月22日でおしまいになりました。
終わってしまうと、素晴らしいパフォーマンスをしてくれる方々とのセッション、いろんなこれからのアイディアになりました。
最終章はヴァイオリンの杉田さんが数曲サポートしてくれましたが、さらにバージョンアップしていました。知性って揺るぎのないことだという言葉がありますが、そのことを感じさせてくれる女性です。また相手してください。
皆さんも楽しんでもらえたでしょうか。
また、機会があったらやりたいと思います。鍛えて来ますのでよろしくね。
杉田さんんとのショットもあったんだけど、許してもらえるか聞いていないので、打ち上げで行った店の前の写真を載せておきます。

げっ、1時過ぎた。
来週の釧路「えいが館」29日、帯広「ホーリーズ」の練習と歌作らんといかん。

また、細々としたことを書きます。

おわり

2017年6月13日火曜日

みんなお疲れ様でした。


舞台では五十嵐浩晃が歌っている。

自分の作ったメロディと言葉を鞭を使うみたいに自在に扱っている、本人にも見せてやりたいなあ、歌が広がっていく様子を。

紋別は北海道の端の方にあって、それでも、今は6月だからまがりなりにも緑が溢れかえっているけれど、3ヶ月もすると秋風が立ち、さらに4ヶ月もすると海には流氷が押し寄せる。
オホーツクフォークまつりは今回で9回目。
この町で北海道のミュージシャンだけに肩入れして音楽祭を開催してきた人がいる。
北海道という土地で北海道の歌うたいがもっともっとアドヴァンテージがあってもいいんじゃないかという趣旨で10、年呆れるほどの気力と体力と意地と意志で続けてきた人がいる。
10年前でも僕らはもう50代だった。
村谷さんは60代から夢を語り出した。
僕は今66だからそうそう夢は語らないし、夢に引け目すら感じるようになってるかもしれないから持っていてもそう多くは語らない。
僕らをただただ後ろから押してくれる。まだ頑張れ!と。

そのおかげで、僕らは自分の周りにいる歌い人たちが年々進化変化していく姿、方法、闘争心などを目の当たりに観させてもらっている。
どうして札幌じゃないんだろう?このイベントは。
札幌の意気地なさ、と言いたいところだけど詮無いことだから言わないけど。

フィールドオブドリームスのコーン畑からやってくる野球選手みたいに僕らは山を越え、海を越えて紋別に集まってくる。
僕らの仕事はゲームとは言わないけど、プレイとは言う。
僕はお客さんと同じように椅子に座って、観られる時間に五十嵐くんのプレイを観て良かったなと思う。

こう言う場所とこう言う機会、こういうチャンスは珍しいと思う。
観に来ていただいたお客さんは本当にいい時間が持てたと思います。
演っている僕がいうことじゃないんだけどね。

みんなお疲れ様でした。

あら、サッカーが始まっちゃった。
このまま真面目にしめちゃいかんのだけど。
前半2分8秒とテレビが刻んでいるので。

前半の8分大迫のゴール!
しまったあああああああああ!!!見損なった。
サッカーが始まる前に書き上げてしまおうとすると往往にしてこういった目にあう。

さいなら!

上の写真は次の日、リラックスしに裏山で。

             The Shohei Yamaki "Nature Rock Band"



2017年6月4日日曜日

ポルシェみたいなギターの色なんだけど、いいんか?




6月10日(土)、オホーツクフォークまつり、何としてもやり続けたいという村谷さんの意地のイヴェント。参加できる我々も、その心意気と誘ってもらう光栄の中で楽しみと意気地を何が何でも見てもらおうと思っています。
 
6月22日(木)、Space Art Studio。札幌ソロライブ最終章。
5月は色々慣れてきてこれからますます楽しくなるんじゃないかと思えるライブで、いづみちゃんの絶妙なピアノのタッチも感じられて幸せな気分にさせてもらった。
毎月付き合ってくださった皆さん、ありがとう。

7月1日(土)、2日(日)、東京、麻里布倶楽部。
本当に久しぶりの高野八千代と藤岡君とのセット。本当に懐かしくて楽しみなライブになりそうです。日曜日はえっちゃんの飛び込みもあります。今や大御所になりました。
東京に行く時はもう7月です。

7月4日(火)、武蔵小山「hanare」。ここは初めてのところで、本当に離れみたいなところだということです。兎にも角にもガッツリといきますので是非来てください。

といった近々のところのライブ告知でした。
詳しくはホームページのライブのところをご覧ください。
多分ね、僕は少しギターが上手くなった様な気がします。
このところ、たくさんの人に煽られて気合が入ってきて困っています。

上の写真はかっこいいギターを弾いてるところを豊君に撮ってもらったものです。
弾いて見ませんか?と持ってきてもらったものです。
スポーツカーみたいな色をしています。
新しいギターは本当に木のいい香りがします。
フレットも新しいので新品の触感です。
グリグリとした抱え込んだ感じ。
何かが生まれそうなものがあるね。


今日は音楽なしで書いたら、文章までリズム感のないものになってしまった。

錦織、昨日からの試合で今勝った。




2017年5月12日金曜日

曲作りは真面目でウィットに飛んでいる。



LOGのライブも終わり5月です。

久しぶりの全き一人ライブ、隣にも後ろにも誰もいない弾き語りライブになりました。
楽しかったね。

長津くんの店は北大の近所にあり、食べ物屋、居酒屋、ライブハウス、登山用品屋、中華屋、信号、一方通行の小路、それらが固まることをしないで何となくバラバラに街を作っている一角、ビルの下を潜っていくとあります。

かなり気合の入った店で、お客さんも気合の入っている人たちが来そうな佇まいでエイヤアーと言って入らないといけません。嘘だけど。

4時前に目黒さんが迎えに来てくれる。そんなに手間じゃないので一人で行くと言ったのだが、弾き語り最近聴いてないとのことで、ついでだから迎えに行きますということで素直に車に乗る。やっぱり無事に着かず15丁目界隈うろうろしてると入り口に深澤さんがLOGの前で待っていた。どうだろう!この待遇。それとも、これから来るべき介護の練習か?まあいいや。

長津くんは旅帰りにもかかわらず元気だった。
19日間の旅だって。
ゴールデンウィークまでの30周年開店記念行事が終わったらまた旅に出るそうな。
リハーサルで「花咲く曲がり角」一緒にやる。長津君に殺気があるのか、声に殺気があるのかわからないけど、普通の人が語らない人生が聞こえてくる変わった声だ。声の出し方というのは一種の思想なんだね。

弾き語りシリーズは残り2回。次回はいつものスペース アート スタジオなのでもう一本楽器が加わります。基本的には弾き語りですが。
 
5月25日、木曜日、Space Art Studioです。

LOGが終わった後に5月5日、境長生還暦ライブを観に行く。
長生もいよいよ60代、と言いながらも自分も次の節目が見えて来たところだから、ますます元気で健康で唄が歌えることを共に注意していこうというところだろう。
年代で、曲作りやライブの進行のさせ方が違うことに気がついた。面白いなあ。
境長生君は曲作りが真面目でウィットにとんでいて、いい曲になっているので機会があったら観に行くか聞く貸してください。

できるだけ人がやってるのを見に行かないといけないと先月あたりから思うようになり、また外に出ようとしている。

上の写真は今、あることを画策中でその練習をしているところ。
楽しみにしていてくださいな。

やることが多すぎて、頭の中がぐちゃぐちゃで落ち着かない。
どれ一つとして完成形が見えてこないから厄介なのだーーー。
楽しんんだけど。



                  Brenda Lee        Reflection In Blue
                  Jefferson Airplane   Surrealistic Pillow

2017年4月28日金曜日

文字だけ。


 北14条西3丁目にある長津君の店「LOG」、明日ライブです。
 「LOG」30周年で声をかけてもらいました。
 
 おめでとう、よく続いた。

 長津君本人もシンガーソングライターでよく歌いに出てる。
今月初め頃からツアーに出ていて多分帰ってきたばかりだろう。スケージュール見たら13日連続で各地走り回っている。先週帰ってきたらしい。なんだかすごいことになっている。
 教育大の後輩と言ってもそんなに気が遠くなるような後輩ではないから、どうやって動いているんだろうとひとの体ながら気になるけど、やってみるとそんなに大変じゃないのかな、人の体力だから想像できてもたかが知れてるんだけど、おいらには出来ない。
 明日山木君が江古田マーキーで40曲やるというのをfacebookから溢れてくる記事で見た。山木は同じ日に暴れまわるみたいなので東京方面の方はぜひ観に行って完遂するのか見届けてきてください。
 僕らはともに北に向かって進んでいるんだから、とにかく体を大事に、やっていきましょう。

それにしてもいくらギターを弾いてもその時間ほど上達しないもんだ。
ずっと同じことを思いながらみな日々楽器を弾いてるんだろうか?
文句や愚痴をブチブチ言ってもしょうがないんでだけど、意気だけは軒昂なので良しとするべきなんだろうね。

新しい歌、2曲、大まかなところは出来たので、あとは粛々と完成目指してコツコツと突き進むだけ、。ここまで来るのに毎度時間がかかる。

山田風太郎の未公開の日記、NHKのアーカイブでやっていた。
19歳から53年間書き続けていて、本にまでなったものを放送局の少しの偏向と時代の感想をフィルムと脚色でつないでいく番組だった。久しぶりにはまれたいい番組だった。

 延々と自分の人生の終盤間際まで書き綴っていく気力と体力、作家という人種の執拗さ、執着、粘度、反骨、意固地さなどを時代が生み出したものなんだろうけど、ものを生み出す人たちは皆忽然と生まれ落ちてきて、不自然なところが微塵もない。
 日記までことわって終わる律儀さは、自分の限界まで自分自身で決めて茫洋とした無感覚の世界に侵入する怖さがあった。

何はともあれ、明日は集まれる人はみんな集まって交歓しましょう。
チケットはない、ということなんだけど、どうにかなるかどうにもならないのかはわからない。僕が毎日ギターが上手くならないかなあ、歌が上手にならないかなあの思いが伝わる日です。

 



             Lincoln Durham       The Shovel vs.The Howling Bone(2012)
             Linda Sharer             Everyday(2008)
             Marketa Irglova        Anar(2011)

2017年4月21日金曜日

僕は野暮天なのでかき回す。



麻里布倶楽部(東京中央区八丁堀)でのライブが7月1日(土)2日(日)に変更になって決定しました。
今回は初期のヤマハのツアーメンバーだった高野(伝法)八千代と昔馴染みのベース藤岡敏則、それと日曜日に、今やアレンジャープロデュースの御大になった山川恵津子、えっちゃんが参加してくれるというので想像のつかないライブになりそうですので楽しみにしていてください。しばらくぶりのセッションで今からだいぶ緊張してるかな。
八千代は相変わらずで、打ち合わせに電話かけてみたら、いきなりゲホゲホ咳き込んでいて食事中みたいで食べ物で窒息しそうになっていた。元気そうで何よりだった。
 
それが終わると1日置いて4日の日は武蔵小山で少人数ライブやります。詳細は近日アップできると思います。ここは初めてのところで一度来ませんかというので甘えることにしました。

 北海道に戻って、7月29日、釧路えいが館、次の日30日帯広ホーリーズ。
天気も良くなったので遠出の魂胆です。

カールビンソンはどこで油を売っていた。
てっきり日本海にガツンと姿現して何かを威嚇するのかと思ったら、インドネシアあたりで日光浴しているみたいで、ワーワー騒いでいた人は急におとなしくなり、まあまあ、お互いに知らんふりしようで手打ちしそうだし。あんな大掛かりなものを空から見つけるのはいとも簡単なんだろうけど、突然時代が50年以上も遡って科学は視野狭窄に落ちいてしまい、それは変だべということさえ言わないのか、いとも簡単に人の口は塞げるとし、忘れるまで3日かからないとタカくくっていられるからどっちもどっちでいい勝負か。

久しぶりに信玄餅。そうかこれはこうやって食べるものだったのかを発見したので教えて差し上げます。ビニールでくるまってる(くるまってるは北海道弁か?正しくは包まれているが正しいのかもね。)本体を出し、添付の黒蜜をきな粉が被ってる餅に回すようにかける。今まではそこで食べ始めるんだけど、もしかしたらこれはきな粉と蜜を納豆のように満遍なくかき混ぜる、餅と一緒にグニグニかき混ぜる、きな粉の粉の部分がなくなるまでかき混ぜる。食べてみるとなんかくどい。そして少しえぐみまで出てる。きな粉と黒蜜の濃いところが出ていて、ぼんやりしてると苦味まで出てくる。二つも一気に食べてしまった。あんまり幸福感がやってこない。箱でも包装紙にでもいいから「あんまりぐちゃぐちゃにかき混ぜないでください、えぐみと苦味とくどさが出ますので。」と書いておいてください。
何事もシンプルに品よくいただくというのが今日の教訓でした。
もしかしたら蜜をかけないという人もいるんだろう。そういうことは金輪際できない。
でも美味しくいただきました。
これでしばらくは糖分の摂取休み。

さて、午後の練習始めましょう。
良い1日を。



                                Rick Danko,Jonas Field & Erick Andersen
                                                                              Danko/Field/Andersen
                                                                 Rab Noakes
                                                                              Never Too Lake    
                                                                              Red Pump Special
                Pedro Memelsdrff
                                                                              Mala Punica~>>D'amor ragionando<<



2017年4月20日木曜日

予想以上に懐が深いもので


小林旭60周年記念カップ。

自分で買ったものではない、Oさんが僕が子供のころ小林旭の薫陶を受けて、近所の映画館の周りをフイルムの切れ端のゴミ箱漁りしていたことを覚えてくれて、旭さんのコンサートで買って来てプレゼントしてくれたもの。

 もらった時には、もう小林旭の陰からは遠くに退き、時々ケーブルでやってる渡り鳥シリーズにも気持ちが昂ぶることもなく、ぼんやり見る人になっていたので「えーっ、小林旭のカップ?2017年のこの時代に小林旭の60年前の映画を腰に巻きつけカップ?うーーん?」と思った。そんなわけでしばらくは戸棚に隠れるように置かれていた。(Oさん、ごめんなさい。本当に何かなあ、と思っていたので。)

もう2ヶ月以上になるかなあ、青汁を飲み始めて、コーヒーカップやコップ、湯呑茶碗、いろいろ入れてみたけどしっくりこない。飲み終わると少し残る緑色ののみ残りが茶碗と相性が悪くしっくりしない。緑色が汚い。飲み終わったらすぐ洗えばいいんだけど、そういう問題じゃないのだ。もともと青汁自体が飲料としては日陰の身分で、昼日中お客さんに出したり、喉乾いたからといって堂々と世間に出せる類もものじゃなく、どことなく肝臓や中性脂肪や肥満や大腸や血糖値などと穏便にできないものたちの仲間にされているかわいそうなやつ。それを受け入れられる肝の座ったコップやカップとなるとおいそれとその荷を負い切れる容器はなかなかない。

60th Anniversary このカップは使って見ると予想以上に懐が深く、ほとんどブラックホールみたいなもので何でも飲み込んで、どこか他所の次元にその飲み込んだものを運んでくれる。
それとセンスというものは油断するとどんどん妥協していく。昨日まではどうなんだろうこのセンスと言ってたものが1日寝て朝を迎え改めて見直すと、うんまあそうか?二日寝るとまあそうだな、三日寝ると馴染んできたような気がする、4日目になるとそういう考え方もあるよな、5日になると人はそれぞれいいと思うものが違って当たり前だし、6日目になると、この咥えタバコとギターを持ってる姿今はあまりなくお洒落だなあ、1週間もするとこれは格好いい!その次の週からはこれは誰かに見せて自慢しなければになる。
 今は青汁からコーヒー、紅茶、コーラ、日本茶、ほうじ茶、牛乳、スープ、オールラウンダーに昇格して、パソコンの前に、HIJACK 25th Anniversaryのリストバンドをしたポストの貯金箱と並んでいる。

小林旭では特に渡り鳥シリーズが好きで、「日活アクションの華麗な世界 上」未来社の〜第5章 渡り鳥の羽ばたき〜 を読むと第1作が1959年「南国土佐を後にして」から「渡り鳥故郷に帰る」全10作、ギターを持った渡り鳥、口笛が流れる港町、渡り鳥いつまた帰る、赤い夕日の渡り鳥、大草原の渡り鳥、波濤を超える渡り鳥、おお海原を行く渡り鳥、渡り鳥北へ帰る。これを写しているのはただ楽しいからです。これは僕の記憶のまだ本流に流れる前、7歳の頃の記憶の沢みたいなところの探索で、これ以上の探索はだんだん不可能に近いものになって行く一種のミステリーツアーみたいなものです。読みつき合わさせてしまいすみません。映画全盛の時にアキラを選んでたのに、大人になって、たかだか1時間半の映画を多忙を理由にきちんと観ない人になってしまっった。年取るってやっぱりただのろくでなしになることだな。


山田洋次は斎藤武市監督のファンだったのか。

閑話休題、家に引きこもって弾き語りの研究中。まずは自分の歌とギターだけの演奏を冷静に聞く訓練。一人で歌い一人で楽器を弾く、それを自分で聞くためには何回も聴いて他人になるまで聴く。これが思いの外難しい。文句ばかり垂れる結果になる。違う、違うなあ、そういう風に歌っちゃいけない、ギターのベースが上手い具合にリズムに落ちていかない、手数が多い、そこは弾くな etc etc。まだまだ頑張ろう。

ローグは後1週間ちょっと。
楽しみだね、再会。元気に集まってきてね。


   今日のCD   BERT JANSCH       AVOCET (2008)
                                                                            BERT JANSCH(1965)
                                                                            It Don't Bother Me(1965)
                                                                            Jack Orion(2008)

2017年4月13日木曜日

この降ってる雪いくらで買う?


朝から雪が降ってる。
4月13日。

もう一時過ぎ。ハハっ。積もってる。台無し。

談志さんの「らくだ」でにわか雨の中、屑屋がらくだにばったり寺の門で顔を合わせてしまうと思わず怖さ余って「この雨買わせていただきます。」と言ってしまう。

窓から見える雪の降るのをみて「この雪いくらで買う?」と思った。
誰に売るつもりしてるんだろう。
部屋はおおよそ35%は清掃になった。綺麗なもんだぜぃ!

屑屋が「買わせてもらいます。」と言うんだっけ、それともらくだが「この雨いくらで買う?」と言うのか記憶確認のためCD出して聴いてみた。正解は、談志ひとり会によると先に書いた通りなんだけど、談春さんの赤めだかには、いくらで買うと書いてあったような気がする。好きなシーンなんだけど今日はもうどっちなのかの追求はやめた。

それにしても一演目1時間、話だけで引っ張っていくというのは尋常じゃないね。
音楽もグルーブという、人がその中にみっしりと入り込める波があり、ミュージシャン同士の最大限の技術と相互の交歓でその波を作っていくものなんだけど、往往にしてその構築していたものが切れることがある。大抵はそう簡単には気づかれることないんだけど、一旦切れてしまうと客も演者も結構気まずいものになる。ハハ。

噺家はそのグルーブを一人で作っていく、それも長尺ものになると1時間とかそれ以上のものも結構あるから、神経すり減らしてグルーブを作っていく、とちっちゃいけないし、逡巡してもダメ、言い澱んでも噛んでも許されない。本来は生きた心地しないはずなんだろうけど座布団の上に座り,さらりとやり過ごすから偉いもんだ。

まだ降ってる。
らくだもとうに終わってしまったし
いいのか、こんな季節の無駄遣い。金返せ。
木もすっかり雪にまとわりつかれて、文句たらたら。

アメリカは第七艦隊を動かしてるらしいけど、どこにいくのでしょう?
相変わらず、文字だらけの情報で煽られているのか、本当なのか、冗談なのか、その緊迫の状態にリアリティがないんだけど。ポテトチップスがテレビで簡単に消えてしまう国だからなあ、この国は。
こんなにキャラクター商品みたいな危ない人で溢れかえっていいのか世界。
何にも信じないぞ、ってボブ・ディランになっちまうぞ。

「幸男さん」のゲストに来てくれた音楽処の石川さん、藤井さんと思い出したように記念写真を撮ってみたのであげてみました。石川さんの細腕繁盛記が聞かれます。それにしても藤井さん顔が腫れてるような気がする。僕も石川さんも猫背で胸張って生きよう!


                BookerT.& The MG's     Green Onion
                                                                                                        Melting Pot
                                                                Damien Rice   0                           

2017年4月11日火曜日

家も木と同じで地面に生えている。


震災前の北上川の風景を撮ったものがある。

飯野川のコメリの駐車場から飯野川の橋を渡り、左折して向こう岸を左折して、暮れなずむ北上川の風景をまだ群生していた萱の原と一緒にただカメラを回したものだ。
まだ橋げたが流されることを知らない新北上大橋、右手に当時は木が鬱蒼と目隠しになっていて見えない大川小学校、その大橋を左に曲がるともう山並みが赤紫の稜線で黒く浮かんでいる。山間に向かって車を走らせると家がポツポツ見えてきて、村に入ると小さな川があり、その手前を左に川沿いに狭い道を進むと自分の家。
家の灯りが点いていて、灯が玄関のガラス戸の範囲だけ外に漏れて、他は闇の中に埋もれようとしているのが我が家ながらさみしい。

家に入ると札幌に持ち帰ろうとしている福助の置物がコタツの上で大きな顔をしている。
父親もいなくなり、母親も札幌で息を引き取り、柱時計だけがただ一つ息をしているもの。迎えてくれる人がいない家は空っぽの箱で親の偉大さというか、そこに住んでる人の毎日の生活感が充満していたことのエネルギーが丸々落ちてしまっていて火が消えてしまったようだという表現よりもリアルに暖気が消えている。

普段そう簡単にけるところでもなく、また札幌とは基本的に生活の仕方が違うので本当に故郷らしい場所、今は家もなくなり、取り壊して一年二年は人が住んでいる痕跡が残っていたが今では母親が好きで植えていた木や植物が誰の力も借りず勝手気ままに生きている。家も植物と同じで人が住んでる間は生えているものなんだな。人の生活エネルギーを水と同じように吸い取り、それを柱や欄間、縁側、台所、押入れ、神棚、仏壇などに行き渡らせ命になっていた。
 
花や木が枯れるように家も枯れてしまう。

4月は母の命日。このところ命日だらけだ。

今月の29日長津くんの店「LOG」でのライブがあります。先月の末、残り5席だと言ってたのでご注意ください。とFIXE仮住まいの深澤くんが言ってました。長津くんは今、20日間のツアーに出ていてその辺は誰に聞いたらいいんだろうか?店に誰かいるんだろうか?

7月のスケジュールを決めているんだけど、東京、今回は初期の停電バンドのメンバー八千代のピアノでやってみたいと思ったので新宿から移動です。
道東も7月にやろうと思っていますので、もし季節の良い道東、旅いきたいなあと思う方がいらっしゃいましたらお付き合いしませんか。

今日はラジオの日です。25時スタート。「幸男さん」
また、変わったことをやろうと目論んでいますのでお楽しみに。

「ガンスリンガー」、ようやくハマれた。「荒地」に突入。
この前の「運命の3人」-デッタとオデッタ- Ⅳの章、段落なしで2ページも書き進めていくガッツ、面白い書き方だった。翻訳の人が大変だったろうなあ、ちょっとわけわかんねえぞというところがあって楽しいね、こういうの。


              BGM    Andre Coelho Matos -Time To Be Free
                  Kool & The Gang - Everything's Kool &The Gang

2017年4月3日月曜日

映画にすると必ずファンは文句を垂れる。


長もので、どうやって映画にするんだろうと思っていたら、どうやら出来上がっているらしい。
「ガンストリンガー」はキングの中ではどうしてもハマれず、単行本を買ったけど家にないところを見ると引越しの時に捨てたんだと思う。それでも何度か試したんだけど読み切ることができず3回くらいは途中放棄で、自分のなかでは面倒臭いシリーズだった。

作者自身がこれは心血注いで傑作だから読め、と言われるとファンとしてはどうしても完読しなければいけないものなんだけど、西部劇スタイルがどうしてもダメで読みきれない。
どうやら映画が来るらしい、それと表紙も変わって本屋が平積みでやる気出しているので再々再度読んでるところ。度々挫折してきたマイナスのイメージがあって読みにくいんだけど只今2巻目、まだ6巻あり外伝まで行くと文庫本で16冊、ハハよく書くね。
一応掃除もこの部屋は終わったので本棚開陳です。

谷岡ヤスジが少し写ってますが、これは宝物です。こういう偉大な人はこれから金輪際出てこないだろうと思って断捨離を免れた本です。

「IT」、「セル」も今年映画でやって来るみたいだ。
本来書き込みの多い人だから、映画にすると必ずファンからは文句が出る。もしかしたら映画作る人たちはこの読者というのを一番無視して作っているのかもしれない。あんた達がどう言おうがもともと相手にしてないから側に寄るないでねと思ってる、かもね。
多分これは合っている、ファンが見ることを考えたらとてもじゃないけれど怖くて手が出ないはずなんだけど、ハリウッドは平気で手を出して懲りずに何度も顰蹙を買う。
こういう人に私もなりたい、なんてな。

どうしてこんなにゴミが出るんだろう、というくらい真面目に掃除すると思う。
引越しするわけでもないのにゴミ袋が日に日に増えて行く。
断捨離はもうやらないって決めたんだけど、それにしても日々人は家の中にゴミらしきものを家に運び込む。前回の引越しで散々書いたんだけどリスよりタチが悪いかもしれない。リスは厳しい冬が来るからと食べ物を集めるんだけど、人は無自覚に家にものを放り込む、引っ張り込むものもある、いらないと薄々感づいているのに持って来るものもある。ハハ、懲りないね。

掃除してブログ書いてご飯食べて歌作って(出来てないけど)音楽聴いて、歌とギターの練習、ふと、体が丈夫になって行くような気がする。気のせいだろうけど。
デトックスというのは確かに体に効く。

facebook見るとある人が卵かけご飯を載せていた。
うん、いいなあ。鰹節パックを半分くらいと卵一個。
熱いご飯にドバッとかける。

4月は几帳面な月。

         
                                   BGM      Ashley Hutchngs     A Brilliant light  
                                                                                  If There's No Other Way

2017年4月2日日曜日

そうそうフェイクばかりでは身がもたん。




「この数ヶ月、環境音楽みたいなものばかり聞いていた。」

ブログを2001年4月13日(金)、に始めた時の書き出しが上の文章で、かれこれ丸16年になる。
驚いたね。
"a fridge"が出来た頃みたいで、これからこの連作を発表していくだろうみたいなことを呑気に書いている。なんか楽しそうだ。

大掃除しているとこういうものも出てくる。2001年4月から12月までの昔のブログ「佐々木の日記」(うん、すごいタイトル、そのまんま、何の工夫も加工もないままこのタイトルで文章を書いている神経も今ではちょっとどうかと思えるけど。)のコピーをもらって保管していて、折あるごとに捨てようかどうしようかの候補にはなるんだけど、読み直すには紙の方が読みやすいので結局勝ち残る。

本人は日記というよりも何か適当な与太話を書いていくことがブログの本道だと当時から思っていて、できるだけ個人的個人に走るまいと思っていたんだけど、読み返してみたら何のことはない公開日記だった。当たり前か、もともと性格がまっすぐなものでそうそうフェイクばかりでは身がもたん、っつうことですかね。

16年前のパソコンは文章の添削までやってくれていたみたいで面白い。
「だからと言って寝ないわけじゃない《否定の連続》」と出る。親切といえば親切だけど普通は書いている人が《否定の連続》に気づくことだから鬱陶しかったんだろうと思われ、本人もそのことについて文句をだらだらと書いている。アプリによるかもしれないけど。

環境音楽みたいなものばかり聞いていたと書いてあるけれど、パーカッションの檜山くんが当時サティにはまっていて、それでは聞いてみようかと思って聴いたんだけど、本当のことを言うとサティはそんなに好きじゃなかった。ね?日記なんて所詮行為ことが多々あって信じるものじゃないんだけど、それでも、思いの外と言うか本気がうっかり出ていたりするから厄介だ。僕はどうやらこれより前に日記を始めていたみたいで、半年以上のものを暇を見つけて削除していたらしい。もしかするとそれが正解なのかもしれないなあとも思えてきた。音楽も文章も自分丸出しの作業だからね。

家は藻岩の麓でまだ空き地には雪がごっそりと残っていて、街中みたいに急激に雪が溶けていくこともなく少しずつ量を減らしていて、朝起きて窓を開けた時とこの夕方、西日の陰で少し景色が変わったなと思えるくらいでゆっくりと春が進んでいく。

さて、宿題の新曲作り始めよう。

上のコンバース、下に見える金色をいつ履こうかと思って随分経つ。
何かきっかけがないとおいそれとは金色は使えないんだけど。どうなんでしょう?

                 BGM   Björk  debut   Homogenic
                                                                                Animals  Animalism





2017年4月1日土曜日

話は変わるけど。


みなさんお元気ですか?
4月1日になってしまいました。

3月14日のクラップスでは長い時間付き合わせてしまい誠に申し訳開く思っています。
これからはもう、ああいった2時間50分なんなんとするライブはやりませんのでどうかご容赦下さいご容赦下さい。
本人にしてもまさか25曲フルで歌いきれるとは夢にも思ってはおらず、ダメだったら誤って途中でやめちゃおうとすら思っていたのですが、みなさんの本当に温かい支援と、忍耐とこれっきりにしてくれよという希望と、どこまでいけるんだろうこいつはといった物珍しさ、基本的には来ていただいた皆さんの応援による賜物でした。
 
改めてお礼を申し上げます、ありがとうございました。

生きているというのは想像以上に発見できるものが多いとも思いました。

このまま、腕をブンブン振り回していくしかないね。

大掃除やっていて2週間。
まず仕事部屋と玄関をピカピカに磨き上げて、予定ではあとひと月半。普段から真面目にやっている人はこの期間はちょっとわからないかもしれないけど、自分もここまで長い期間掃除に当てようなんて考えたこともやったこともないので、一応掃除前掃除後の写真は撮ってみる。
一日中やってるわけじゃないから、分量としてはまあ妥当かもしれない。
松は一日中動かない僕を見ているよりも忙しなく何か作業をしている方が好きみたいで上機嫌、このところ。

それにしても穏やかな4月のスタートです。
先週の大雪も一気に消え、また春まっしぐら。
車のトランクも綺麗に片付けていい加減清々しよう。



BG   BEST ALBUM  かまやつひろし
   BEST  ALWAYS  大瀧詠一








2017年3月10日金曜日

何を携えて集まるかね?3月14日、札幌クラップスホール本番。


みのやが隣で歌ってる。
みのや雅彦はそばに近づくにつれて大きくなっていく。
遠近法からいえばそれが正しい見え方で、近づくほど小さく見えるというのはこの業界ではあまり褒められたことではないんだと思う。それにしても横から眺めるみのやはでかい。本人はどれくらい自分が大きいと思っているのかしらないけど、声もギターも大きい。野中の一軒家じゃないんだからそんな大きな音はいらないんじゃないかというほど、これでもかなのだ。一平もでかい声だと思っていたけどみのやにはかなわない。
歌の一番大きな大事な要素だと思う。歌い手の本来の姿なのだ。

大は小を兼ねることがあっても小が大をかねることはないのだ、大きな声の人は小さな声も出そうと思えばいくらでも出せる、でも、小さな人が大の声を出そうとすると一曲で喉を痛める。
この三ヶ月みのやの歌をまとめて聞いた気がする。
自信がもう磐石だね、迷いがなくてすごくいい。

門別、札幌、旭川。
旭川の武田くんのハイジャック25周年記念コンサート、先週終えたばかりで、いいライブでした。年季の入った友達が企画し、年季の入ったおっさんたちが歌い、年季の入ったお客さん、年季の入ったホール、年季の入った店、何の文句も意見もない問答無用ライブ。
境長生がわざわざ札幌から観に来てくれた。ミスマッチみたいな組み合わせをどうやってやるのか観たいというのが来た理由だそうな。嬉しいね。

東京では山木さんが岡崎倫典君とセッションやるみたいで、近所だったら是非観たいと思わせるライブ。
今日も元気にどこかで誰かが歌ってるよ。
そしてそこには楽しみに待っていてくれる人々が集う、なんて浪漫な良い風景なんだろう。

僕の本番もいよいよ4日後。
久しぶりのガレージバンド。
何年経っても変わらないところと、時間のおかげで変化したもの、25年以上前に一緒に始めたバンドはどこに着地するか。リハーサルは何度もやっておおよその想像はできるんだけど、本番の接地面はまだ見えない。バンド始めた時は既におじさんだったんだけど、今はさらに爆発的なおじさん。おじさんたちは何を見せてくれるんだろうね?
何かを知らないうちに失くして代わりに、何かを手に入れたか、時間が何かいいものをくれたか、贅肉が増えたか、シンプルになったか、こじれたか?

色々持って集まります。


2017年2月28日火曜日

確かに次の話を書いたほうがいいかもしれない


武田君ようやく本番、3月5日(日)旭川アピスホールが近づいて来たよ。
開場 17:00 開演 17:30

25年よくハイジャック頑張って来たなあ。
みのやと二人のコンサートだけどよくぞ企画してくれた。
先日のみのやの「75日」、稲村さんの曲を歌ってるのを聴いていて、よくぞあんなに粘れるもんだと感心してた。長津君の「花咲く曲がり角」も粘っていて、2曲とも自分がリードボーカル取っていて、それなりに粘っていたけどあいつらは更にそのむこうを行っていた。多分僕はこれから、それ手抜きじゃね?と言われるところまで行きたいなあと思っているので興味深かった、人それぞれ歌に対する呼吸法、ブレス、アクセントのつける場所、メロディーのつなぎ方。
 久しぶりに武田君横ちゃんのデュオも聞けるので楽しみにしているよ。

このところ、何かいいことがやってくる感覚がポワンポワンやってくる。
とにかく、根拠のない感覚だから、ただ、その上に乗っかって幸せにしていればいいのだけれど、その感覚は神様が今、お前のところにいいことを運んでやるから心を落ち着けて待っていなさいといった感じ。
もう、何度もなんども騙されているから多分外れているのはわかるんだけど、儲かった感は非常にある。
季節に関係あると言われればそうんな感じもするけど、だからと言ってそれが過ぎ去ったら後に鬱がやってくるということもなく、発作的幸福症候群が流れ星のように脳みその天空から地平にゆったりと流れていく。
思い出してみると、子供の頃からこの流れ星は不定期にやって来て忽然と消える。
人はどうなんだか知らないけど、この感覚って共有できるんだろうか?

みんなはどうですか?
いい歳して幸せですか?

昨日買って来たKIKUCHIのコーヒーが素晴らしい香りをしていて、ドアの外にまで飛び出しそうな力強さ。

14日のクラップスホールももうすぐだ。
今回は本当に個人的に楽しみたいところがたくさんある。

写真は今年ほとんど撮っていない。
信号は赤のまんまだ。






 
  


2017年2月3日金曜日

ノートの虫干し



 アランの歌

 アランはいいやつ
 彼は学校の校庭で よく友達にいじめられた
 どうして イジメられるのかが解らず
 何も悪いこともしていない
 そう、悪いことを何もしないということ
 みんなが嫌ってることにも気がつかないほど
 いい奴だった

 彼は城に住んでいた
 家族もナニーも庭師も皆 彼を愛している
 父とインドにも行った 母とコンコルドにも乗った
 大体において幸せだった
 彼は大人になって都会に出る
 目の前の彼女と恋に 落ちた

 アランは少し太っていて 王様みたいな髭を生やしていた
 話はなんでもうまく着地する
 趣味は大体においてあっている
 落ち込んでも 彼女は助けてくれた
 それでもうまくいかない部分がある
 
 夜は別々のベッド
 彼女はある日アランに言う
 「わたしはレズ。」
 「でも、あなたのことは大好き
  これ以上傷つけたくないから、話すことにしたの』
 
 アランはいい奴
 なんとか難しい部分を避けて 続けることはできないか?
 そう言うことでもいいんです
 どこに行ってもいじめられる
 アランはいい奴
 どこに行ってもいじめられる
 奴がいる

 曲がつかない断片がノートに埋もれ、長いこと寝てるとそれはただの単語に羅列に変わり果てていく。だからと言って不憫という境遇でもなく、ただ、ノートの積み重ねの中でふて寝するだけだ。
 
 This Songのノートがあった。
 一気に書いたものだろう。
 完成品とはだいぶ違う。
 ブログというものがなかったらこれも紙の重みでねじれていたはずか。

タイトルから違う。「ジプシーの少年」


 ジプシーの少年 ギターを弾いている
 おじいさん 死んだ時に弾いてたもの
 少年は馬車と草原 そして犬しか知らなかった
 流浪の民が生きている
 瞳は夜の漆黒と星の瞬き

 木に架けた カンテラの下でギターを弾く
 ジプシーの誇りと神の力を
 遠くの空を都市が紅く染める
 あそこに近づくな 誰も帰ってこない
 
 まだみぬ恋を歌っている
 川のせせらぎと ふくろうのハーモニー
 幸せについて 父と母が話してる
 天気の話みたいに話している
 
 月にかかる夜の虹見たという
 草原走る ユニコーンを見たという
 いつかお前も それをギターに乗せて
 子供に話してやるのだろう

 風の後押し 馬車がゆく
 ギターが揺られ 後を行く

 完成品というのは流石に完成の印があるものだ。やむなく落とさないといけないものもこの段階に来るまでかなりある。
 いつか歌うたびに歌詞が変わって行く歌を作ってみる。無茶なんだろうけど、落ち着かない歌というのがあってもいいんじゃないかと思ってる。


 3月14日のフライヤができました。
 もう何回になるんだろう?このシリーズを始めて。
 面白いのは、何回さらっても時間が経つと記憶として残らない、特にロンドンで録った楽曲。感想やエンディングが面倒なことになっていてそう簡単に入らないなあ。
 おかげで新鮮と言えば新鮮か。
 
つうことで2月2通目。
 

2017年2月2日木曜日

目病み女に風邪ひき男



目病み女に風邪ひき男というのが昔色っぽい男女の代名詞だったそうな。
でも、どっちも病気じゃん、で話が終わりそう。現代はつまんないね。

風邪は自然の整体法だと書いてある本を、風邪ひきながら読んでいます。
風邪をひくと大抵体が整うらしい。
どうも日々体は固まる方向に向かって進行しているみたいで、熱出してふうふうう唸ってる時に柔らかくなるらしい。
風邪引いてぼんやりしている頭で読んでいるため、正確さには欠けるからほんの名前は書かない。
 つまり、風邪は体に必要なものでむやみに抵抗しないで逍遥と受け入れなさいということらしい。
 
 それにしてもしつこい風邪で、かれこれ3週間以上は取り憑かれていてまだ抜けそうにありません。
 ラジオをお聴きになっている方はさっぱり治らないなあと思いでしょうがこういうことです。病院にも2回ほど通いましたが風邪菌はなかなかひるみません。
 風邪なのに39度にまで熱が上がり、まるでインフルエンザみたいですが鼻に棒を突っ込まれて検査しても何も出ません。
 もしかすると加齢による治癒機能の低下か亜鉛が足りないか?亜鉛は味が消えてしまった時に摂取するものらしい。

 それでも2月になる。
 想像通り有無を言わせぬスピードで2月がやってきた。
 浅井君の主催する時計台ライブ「EZO 音楽祭 えぞオン 2017 時計台」2月6日がもう目の前。開場 午後6時20分 開演 6時40分 。入場無料。観月、長津宏文、山口阿沙子&のぶフレンズ、僕は最後に出ます。浅井君が毎年頑張ってるイヴェントでもう長いこと開催しています。
 次の日2月7日は鈴木一平が出ます。
 寒い冬の時計台です、時計台の中は寒くはないですが外は雪祭りの景色で賑わっているはずです。不思議な空間になっていますので是非一度時計台の中に入って観ましょう。

 それが終わると来月3月14日の自分のコンサートのリハーサルが始まります。今年の春はちょっと頑張ってみようと思っています。久しぶりのガレージバンドなので、がっつり歌ってみようかと思っています。もうメニューは決まりました。いつもとまたちょっと趣向が違うかもしれませんので楽しみに。
 3月5日は旭川ハイジャック25周年記念で、旭川アピスホール、みのや雅彦とジョイントやります。紋別以来のマッチアップです。あまりやらない組み合わせですが異種格闘技みたいな趣もあり楽しいです。

「えんとつ町のプペル」の作者にしのあきひろさんはSF映画の好きな人なんだろうなあと久しぶりに「ダーク シティ」観ていて思った。メカを描くのが上手い人はだいたい売れるかも。僕は呼吸困難になりそうな映画が好きなんだと今気がついた。空気の薄そうな映画が好きだ。

2月14日の稲村さんのトリビュートライブももう2週間切った。
此の期に及んでまだ一曲が絞り込めない。
今日は「EAST NAEBO」だった。2コードで終わりまで行くのがいい。
多分、冒険の度がすぎると思う。
もうみんな曲は決まっている、いい感じに進行するだろうなあと思われるラインナップ。
多分、そうそうはできないイヴェントだと思います、すごくいいものをが観られると思います。
みんながみんな、一発勝負です。
人の歌歌って去って行く舞台なんてそうあるもんじゃないでっせ。

それにしても、寒い!
風邪とインフルエンザに気をつけてね。

またしばらく書き続けます。

2017年1月5日木曜日

2017・1・5 楽しくなって


明けた、開けた、新しい年。


昨日から真面目に仕事やっちゃってる。
一日中稲村さんの曲を聴いてる。

2月14日(火曜日)19時からクラップスホールで
いなむら一志 ♯4 2月の匂い〜SONG BOOK ライブをやります。
虎は死んで皮残し、シンガーソングライターは死んで歌残す。
毎日一人でコツコツと地味に歌作り、その歌持って人前に出て行く。
何度か唄ううちに人の耳に残り、何度も歌われるうちにに心に居座って行く。
星の数ほど歌があって、札幌ドーム10個以上の歌うたいが世の中にいても、その歌を歌えるのはその人だけで、死んでしまうと歌はそこで滞る。
無残といえば無残なんだけど、持ち逃げしてしまうのがシンガーソングライター宿命。

それならば、それを無理やり追いかけて更生させようと思ったのが上のライブの趣旨です。

みんな何を唄うのかはまだ知らない。

僕は一日中稲村さんのCDを聴いている。
はは、時々日和っていたり、愚痴っぽくなったり、ぶっ通し聴いてるといろんな疑問や質問が浮かんでくる。なーーに考えていたんだろーーなあ、稲村さんは。
いろんな声があり、聴いたことがない声もあった。

思ったことは、稲村さん個人のアルバムだと思っていたものが実はそうじゃなく、その時代に生きた近隣の人たち全員のアルバムだったということ。
音を出してるからとかじゃなく、ミュージシャンであるないに関わらず、そのお時代に生きていた一人一人のアルバムだったということがとんでもなく新鮮なことだった。

明けた開けた、新しい年。
上昇気流に乗って空飛んで行く感覚はもう、そんなに味わえないけど、それでも新しい年は何かのエネルギーが充填されている気配は感じる。

見たことのないものを見たいし、聴いたことのないことを聞きたい。
どうせやるなら刺激的なことだぜぃ!

みんなの上からいいものが降ってくる。
もう、誰にもつべこべ言わせない。

本年も何卒、隅から隅までずずいと、宜しくおん願い奉りぃーーーーー候〜〜ーーー!

松は風呂に入らないので白い色からカナリヤみたいな色に変わって行く。
猫は自由に生きる権利があるので、それで良いと思う。