2018年8月28日火曜日

9月になります。



まる10回を迎える事になって、振り返ってみると壮大なコンサートだったんだなあと思えるオホーツクフォーク祭りからほぼふた月が経ち、11月10日の冬の頭にライブやろうと珍しくサクサクとスケジュールが決まるアーリータイムズでのライブが終わったのが7月7日。とにかく僕らはそれなりに元気なんだってこのところ感じ入り、ヨタヨタしているんだけど元気なのです。野澤さんだって昼日中目にするとこれ以上不調はないというような顔にも見えるけど、時間が経ち真夜中に向かうにつれて元気な笑顔だらけの野澤さんに戻る。形状記憶人体みたいなもので、徐々に本人が顔を出してくる。どっちも本人なんだろうけど、僕らはみんな形状記憶人間なんだね。

 キャッチボールラジオの深澤君もこのところファイターだ。
 7月21日キャッチボールラジオでのライブ。勝手知ったる自分が普段ほっつき歩いている円山、歌っていても近所でやってるんだという変な親近感とのんびり感が充溢していて好きな心持ちです。どこに行ってもみんなそこで気合い入れているんだ。人は自由に人生から揺さぶられていく。わさわさ揺すられて、ギッシギッシに耐えたり押し返したり、いなしたり七色だね。
 頑張れ頑張れ。

 8月23日旭川Co-Jack,武田君と知り合って30年近くなる。まるで昨日みたい、という言葉20代の頃から好きだったんだけど、本当にまるで昨日みたいです。
 聴きに来てくれてる人も、僕らは相当古い付き合いです。
歌は形状記憶溶媒です。瞬時にそこの時間にたどり着かせ、自分の体力すらそこに戻してくれる。多分ね。

 僕は元気な姿を見せるために歌うわけじゃなく、隙があったら弱ってるところまでさらけ出したい欲求に襲われる。だからと言って爺さんになりたいわけでもなく、いい振りしたいというのもある。これのどこが昔の自分と変わってるのかというと、ほとんど変わっていないね。そうか、そういうことなんだ、ジタバタしているのを見てもらいたいんです、っつうことか?

もう3週間を切りました。
9月14日September Valentineコンサート、2018年版開演です。
今回も砕けちろうという思いだけはあります。砕けないけど。

 カメラマンの須田守政(FIXE)さん快心の作、デザインはSwitch橋本亜矢で、快心かどうか彼女にはまだ聞いていませんがかっこよく決めてくれました。
 
 「終着駅 トルストイ最後の旅」、いい映画だった。潔い愛の映画で迷いのないところが快感でした。それとサモワールがどういう形態でどこに設置され、どうやって使うかがよくわかった。ドストエフスキーを読んでた時に頻繁に出て来ていて気になっていたのだが、忘れていてこの映画で腑に落ちた。