2015年7月27日月曜日

ナバロンの要塞だぜ。




 暑中お見舞い申し上げます。

 暑い、ような気がする。

 夜になれば普通に気温が下がり、寝苦しいということもなく、朝まで大体睡眠の底。
 それでも、いくら寝ても充分な睡眠というものはないもんだ。

 このところ本ばかり読んでいて、目の前に幕がかかる所謂疲れ目でカエルや蛇の気持ちがよくわかる。一日に文庫本一冊は楽勝だったのに、今は登山みたいにはあはあ息切らせながらページをめくる始末。
 ふと思い立って目薬を買ってみる。
 慣れないから上手く目の中に落ちていかない。目薬の雫が怖くて、一滴垂らすたびに目がよける、人が目薬を差すのを見てると簡単にやっているように見えるけど、自分でやるとダメだ。目の周りが子供の使った台所みたいにビシャビシャになっていて、運よく瞼にたどり着いたやつが薬の役目を担う。慣れなんだろうけど、どう考えても正しい点眼とは言えない。衛生というところから見ても間違ってるような気がするけど、今しばらくはこれしかない。
 こんなに痛いもんか?と差すたび感じるんだけど、こんなもんなんだろうなあ?
 
 それにしても湿気ってるなあ?今年の札幌は。
 今だって湿度は80%。
 9時半か?思いの外気温が下がらないな。
 肌がヌメヌメして気持ち悪いなあ。
 カエルか蛇になった気分。
 今日は一日中爬虫類の日だなあ。
 やんなっちゃったなあ。舌でも出してみるか。

 上の写真は藻岩の下にある水力発電所。そばに行ってみるとウィー〜ンと唸ってるので何がしかの仕事はしてるみたいだけど、あまり熱意は感じられない唸り方で、とりあえずやってるぞという姿勢だけは見せておこう的な様子。
 何か説明看板ぐらい立てて、真面目にこういったことに従事していますくらいなことを書いたほうが親切なんだけどなあ。結構珍しいものだしね、今時街中の物件としては。
 以前はここもどこからでも見える風景だったんふだけど、街が覆いかぶさってしまい記憶のある人にしか見えない場所になったね。

 9時45分になったけど、まだ暑い。26度。はは、暑くはないか?

 僕はこれから机に向かって勉強します。
 ノートとペンは用意できてます。
 あとは、頭の中でこっそりと隠れているやつを引きずり出し、引っぺがして目に見えるように文字に変換することだけです。
 厄介なことは何もない、ただノートに書き写すだけ。

 みんなも夏に負けないように精を出してください。
 年々歳々どの季節も手強くなってきますが無闇に押し切られたり、肩入れしたり、突き落とされたり、過渡に思い入れしたりすることなく、淡々と優しい気持ちで過ごしましょう。

 10時02分。ようやくカーテンの裾から足元に20度くらいの空気の気配。
 7月27日。

 K、頭にきたって?久しぶりに聞いたなあ、その言葉。あんまり使わないからね最近。
 H,切って治るものならそのほうがいい。しばらくは平穏で暮らしていきたいもんだ。
 J、還暦を迎えてのセッション?まあ、あまり年齢にこだわってもだんだん息苦しくなっていくよ。動くものはいつかは止まるし、立つものはいつか静かになるなんてね。
 A,確かにギターは上手くなってるような気がする。欲しいものがあるかどうかはものすごく大事なことなんだって。いつまでも欲丸出しというのは今更にかっこいいかも。
 Y,サンマの佃煮まだ開けてないけど、きっとおいしいような気がする。

 昔、稲村さんが自分のブログを連絡板のように使っていたことがあって、そんなプライベートなことを書くなんてと思ってたけど、本当はそうじゃなかったんだと最近気づいた。
 誰にも届けない連絡板。

 それはブラックホールのようなゴミ捨て場のような。

 10時26分。
 夏休みが始まったせいか、山の通りはいつもよりこの時間でさえ車の量が多い。
 松連れて外に出てみようか。さっき雲の中に月が出ていた。
 夏、楽しいぜ。
 
 

2015年7月8日水曜日

まずは復調。


 天気だ、ここの空は特別な色です。
 ぐるり廻りがみどりに囲まれ赤いパラソルが今年も開いている。
 大の大人が昼日中から太陽にあたってアイスコーヒー二つ、止まったリフトのワイア見てる。
 みるみる日に焼けていく男と太陽背に受けた男と山の中腹で働くパワーショベルの男らしい叫び声。
 贅沢なもんだ。
 結局「昔話」と「自慢話」と「説教」をしないように用心が肝要というテレビのはなしでおしまい。
 休憩はこれくらいグダグダじゃないと、楽しかった。

 あと一週間で帯広ホーリーズ、
 7月15日、帯広西16条南35丁目2−10
 OPEN 18:30 START 19:00   0155-66-9399
  もう、大丈夫。

 「シャイニング」から36年「ドクター スリープ」。
 36年経って続編、「IT」、「不眠症」、「ドリームキャッチャー」が蘇る。
 前巻読了。
 最初はこの話は一体どこに行くのだろう?と思ったけど相変わらずのキングでした。

 ウオーレン・ジヴォンへの献辞が泣ける。

 「ウオーレン、いまきみがどこにいようとも、この本はきみにむけた遠吠えだ。会えなくなって寂しいぞ、相棒。」