2016年6月8日水曜日

水の底に映った月

帯広のホーリーズ、堀越君とリハーサルやる前に思いっきり深いスターウォーズ暗黒面,活性臨界海面について話し、本番終了後打ち上げで楽器に理力(フォース)は宿るかなどについて話して2016年のライブを終了。
 お客さんも元気で、こっちも元気でハッピーなライブができました。
 今年もみんな健康で明るく集まってくれました。

釧路は久しぶりのサオリさん。
 えいが館は変わらず5年前に訪れたまま静かに建っていました。
 時間が流れたり止まったり、風のようにドアからこぼれてきたり、天井にひっそりと隠れていたり、時々触れてくれるような感覚を感じさせてくれます。
 晴れ渡った釧路は今まで見たことない街でした。札幌の隣にあったらきっとヒットしそうな街なみを見せてくれていました。札幌の隣というのが偉そうだけど。
 素晴らしい時間をえいが館から分けてもらいました。ありがとう。

 別海はちょっと境界線のある街で、釧路から快晴の中、まっすぐな道が続くんだけど畑と林、森と潜っていくうちに別の次元のもう一つの街にスライドしていく感覚があるちょっと変わったところに位置してる。
 小野さんという酪農家なんだけど髪の毛がヒッピーみたいで、ちょっと見るとヒッピー
で、挨拶すると普通の酪農家で、話してみるとヒッピーで、全体がヒイピーというご機嫌な人に迎えてもらいました。
 ありがとうね。客席の後ろのエアコンがものすごい音で、昔やった横浜のライブハウスと五分で渡り合えるのにはちょっと驚いたけど、楽しかったよ。木嶋さんのケーナも良かった。またかまってね。

上の写真は帰り道、別海の出口あたりだったかなぁ?不思議な壊れ方をしている廃屋があったので車止めて撮ってみた。ゴシックホラー系のようでもあり、ワイエスのクリスティーナの世界の枠外に描かれていそうですごく気に入った物件でした。

 帰ってきたら、手風琴のリハーサルが絶賛開催で、猛烈な勢いで追い込んでいました。
 番組「幸男さん」のディレクターオーケー藤井の全方位仕込みによる熱意、気合い、根性、誠意、意地、こだわり、自負心その地諸々の渦巻きでコンサートに突入できました。
 ものを教えてくれる人は、黙って教えてくれる。
 それが一番身につくのだということが藤井に教えてもらったこと。
 バンドは偉大なもので、体や心が一応基本的なことを忘れずに覚えている。
 それと音楽への多大な愛情。
 それを目の当たりに見ることができたファンの方々は幸せでした。

次の日は6月5日、ラジオかロスの深澤くんの番組3周年記念に行きました。
ラジオがこれから大きな媒体になると信じている男で、無闇に僕を応援し続けてくれている男です。当日はロケット姉妹も一緒で、元気な人たちが集まっていたイヴェントでした。
 深澤くんは円山で店を始めるらしく、オープニングは歌ってくださいと頼まれたので、いいよ、と返事したので近々告知するかもしれません。
 トールもゆきちゃんも相変わらずほんわりとしていました、バンドとしてもますます良くなっています。

 さて、山木くんとの対バンです。真面目に練習に励まないと。
 今回の「水の底に映った月」山木康世、アルバムはとてもいい仕上がりです。身を委ねられるぽっかりとした空間を作ってくれています。自分をそこに入れてくれるような感覚でしょうか。
 あと2週間です、関東方面の方々、集合してください。