2016年4月26日火曜日

アンドロイドは歌うたいの夢を見るか?

  

紀宝町のフォークスは和歌山県と三重県を境にする河口から海に出る道沿いにあり、オーナーのハマさんが丹精込めて作った店で、音楽と楽器をこよなく愛してる空気が感じられる店でした。
 人には大事にしている時があり、その時を反芻するというよりも生きていく力に変換できる人達で僕ら歌うたいの生業を後押ししてくれていると思うことが多々有る。
 2年前の台風でフォークスのライブが飛んでしまいました。

 機会があったらリベンジをと思っていて今回それが可能になった次第です。
 
ライブハウスはいつも来てくれる人、遠くから長い時間かけてたどり着いてくれる人、地元の人、たまたま通り過ぎてふんわりと入った人などで成り立っています、どの部分の人が多いかによってその時のライブの空気も変化します。
 それぞれがどんな気持ち期待、ふんわりした気持ち、連れてこられてぼんやりとした気持ち、いろいろです。
 
 次の日の串本、ヴァレノワールの送迎をしてくれるということでハマさんの好意に甘えることにしました。行きの車の中でたくさんの話をさせてもらいました。
 ここまで音楽に関わって生きてくると趣味の話のような、人生の話のような、そのあたり、僕らは穏やかに話し合いました。そうだね、ハマさんは見た通りの穏やかな人で時々インテリの人という感じが出る人でした。
 僕はもう、音楽もお客さんも恐くはなくなってきているので、ライブはきちんと進んでいきます。悪いことは言いません、僕のライブは今が旬です。こればっかりだね。

 串本のヴァレノワールは2年前台風が来ていて、店の窓から海に波が立っている時やったのをよく覚えています。ずっと天気に恵まれ、その上天気を受けるようにこっちの気持ちも上々、「いやあ、元気をもらいました。」と黒谷さん、それはこっちです。お母さんも元気そうで何よりでした。また、折を見つけてライブやりましょう。
 ここから川端さんと合流で、遠い和歌山で札幌の人の顔を見るとのが一気に札幌の風が吹くのが面白いね。

 大阪から3時間かけてフォークスに来てくれ、そして終わったらそのまま帰って行った昔からのファンの方、名古屋から、東京から、本宮で知り合った友人、駆けつけてくれたみんなもありがとうございました。
 神戸から6時間かけて駆けつけてくれれ、終わったらやっぱり車で長距離帰って行ったオールドファンの方、和歌山の友達、東京から応援に来てくれた方ありがとう、そして楽しかったね。
 
 次の日からはひたすら寺社めぐり。
 
 熊野古道歩き、基礎編。次はさらに深いところに行きたいけど、本当に深いところは無理かもなあ。蛇2匹遭遇、お願いしても出てくるんだろう。平和に歩きたいんだけど、こっちの都合ばかりっていうわけにもいかないんだろうし。はは。

 スペシャルサンクス,泉さん。ありがとうございました。深謝。


毎週、「幸男さん」で一緒にしゃべってるオッケー藤井から6月4日の手風琴コンサートのチケット売上状況がメールで送られてくる。あと少しで売り切るところなり。相当な気合いです。
 あとは、音楽の仕上がり次第。
 これから最後の仕上げに向かっていくみたいです。僕はこれから彼らにつべこべいう仕事なので、つべこべの練習します。

74年の奇想天外という雑誌に「1984年を超えて(2)」パネルディスカッションの記事が出ている。1964年にPlay Boyに載ったものの転載ということでなんかねじ曲がっている企画でまるで次元が違うところの記事でした。古いSF雑誌というのがいいね。思い切り古いんだけど、世の中、人が想像するよりもさらに先を行ってることや、全く方向が違うことや、全く違う世界観などがぐちゃぐちゃしていて面白い。未来のセックスという項があり「純潔と一夫一婦制の美徳を説いているの境界も学校も本ももう社会を代弁していない。社会を代弁しているのは広告だ。広告には、セックスは販売を促進するという金言があるが、セックスもセックスの自由化を促進する。」、レイ=ブラッドベリ・アイザック=アシモフ・スタンリー・クラーク・ポール=アンダースン・ロッド・サーリング・ロバート=シェイクリー・ロバート=ハインライン・シオドア=スタージョンが集まってディスカッション。メンバーがすごいなあという単純な感想。1974年の雑誌。
はははだすね。