二日間動けなかった。
2022年、と書き込むことにだんだん意味ができて来て、次来る年が2023年。
たくさんの人に今年のライブはすごかった、って言われ謙遜しようかどうしようかと思ったのだが、今年は特に出演した一人一人の演奏、歌唱がすごすぎて僕がへり下る筋合いじゃないと思えたのでありがたくその言葉を受け止めさせていただきました。
ライブでも話したんだけど、僕らには(いづみちゃん、杉田さん、聖子ちゃん、岩田さん、中川さん、トール、それと敬三さん、松、目黒さん、門馬、佐々木ちゃん、それとハッシー、須田さん)10年以上という時間と経験値の元にチームができていた、というのが一番大きな要因なんだろうというの身にしみて感じられた。なんの気負いもなく、ただ淡々と穏やかにコンサートを作って来た。そうはない関係なんだと思う。
終わって二日間動けなかった。
終わって二日間動けなかった。
誕生日迎えて一つ年取って、その年齢を迎えて一番最初の舞台が14日のvalentine concert。
一年ごとに体感するものが顕著に変わって行くのか、それともほんの少しの違いとして体感するのかを実感できる日になっていく。
今回は少し予想ついていたので、そんなにえっ?というのはなかった。
玉川健一郎君をゲストにしようというのはいづみちゃんの提案だった。聞くとジャズの人で間口が広くなんでもいけて楽しい人というのが推薦理由であり、その時はまだ何も決まっていなく、さて?どうやってジャズの人と接点持とう?というのが懸案事項で下手すると治りきるポイントが見えず、浮いたらどうしようというのがその頃の不安材料だった。
玉川君は中学生の頃僕の歌をラジオで聞いてた、という世代で基本接点になる部分はあまりなく、まずは好きな歌を確認しようということで喫茶店にでて来てもらって、お互いの好きな歌を披瀝し合うことから始めた。
結果は14日の本編に見事結実した。歌だけで生きている人。ギターも弾かない、曲も作らない、ただひたすら歌だけに対峙する人。ヴォーカリスト。その本質を客は多分そんなに意識も気づいてもいないだろうけど、本来は僕が何人束になってかかっていても敵うはずのなものをがっつりと持っている。本番ではの片鱗を見せてくれたけどどこまでも僕に合わせて寄り添ってくれた。僕が今の年齢じゃなかったら絶対側によらない。
ソロヴォーカリストは鬼だね。
写真はFIXE、須田守政氏によるものです。
パート1 終わり。