暑中お見舞い

今年は北海道みたいな夏です。
昼間は暑くて、夜は布団をかぶって寝られて、ずっと以前はこんなんだったんじゃない？とユタカが遠くを見るような目で言ってた。そうだったかもしれない。
朝起きた時には今日は真面目に仕事をやろうと決心するんだけど、昼の太陽と空の色を見るとどうにもならない。イチローさんの打席を朝８時から１１時近くまで待ってピッチャーゴロを見てから外に出る準備する。

　ベランダの物干しに３日間干されているコンバースが歌詞みたいに風でブラブラ揺れているぜ。

　ここまで書いて１日経った。
　あれしなきゃ、これやってとかいうのを出来るだけ無視し続けると、それはそれなりに生活のリズムになっていくものだね。これから先も死ぬほど焦ることはきっとあるのだろうけど、呼吸するのも歩くのも、ご飯食べるのも、本を読むのも無闇にスピードを落とすことに決めた。
　ハッシーと慎ちゃんに最近話すのがゆっくりになりましたねと言われた。
　なっ？やれば出来るんだ、人は変わらないという通説を危うく間に受けるところだった。
　昨日のラジオの録音は相変わらずの早口に戻っていた。まだ性分にまでは到達していないみたいです。
　
　夏服を着た女たちという本があって、音楽でいうとAOR、好きな本だった。人生の後半期には多分あまり芯をくうタイプの本じゃないんだけど。３０歳前後かなあ読んだのは。サマードレスの女たち、本屋で見た時に似たタイトルの本だなあと思って作者を見たら同じ人だった。世の中の似たような人がこの時期にこのタイミングでふと、そういえば久しぶりに読みたいなあと思い出す人なんだと変な感心をしてしまった。もう一冊はロボットイン・ザ・ガーデン、表紙の見るからに寂しい話なんだろうなあ、もしかしたらAIみたいな話だったら嫌だなあと思いながらもセンチメンタルメルヘン（まだ読んでいないからわからないけど）に惹かれて３日前に買った本。
　それとさらっとコンサートの告知の入った暑中見舞いもどき。手を替え品を替え。

　下の写真は盤渓に行った時のもの。
　短パン履いて、チロルハットみたいな賑やかな帽子かぶり、豊からもらったウクレレのストラップを首から下げ（普段はこの下に何かメダルでも下げようと思ってる、持ってないけど）ヘッドフォン当ててエレキギターを弾いてるの図。一瞬足元にあるアンプを買おうと思った。
　エフェクターを通すと結構いけるじゃん、俺エレキ、と思える。
　キュイーン、キュイーンとやって下山する。

　土曜日にトールとユキちゃんのバンド、ロケット姉妹がライブをここでハーブを絡めたライブをやるそうです。「”ハーブ”A Nice Day」というタイトルで。
　７月３０日（土）open 18:30 start 19:00 ban.k カフェベルクヒュッテ　
　俺のエレキギターいらないかなあ？キュイーン、キュイーンとやりたいなあ。

コッキーポップコンサート２０１６ in 北海道の開催も近づいてきた。
２０１６年８月６日（土）　会場１８：３０　開演１９：００　
わくわくホリデーホール札幌市民ホール

And September コンサートの告知じゃ。

　９月のコンサートの準備、今年は早い。
フライヤももう出来たし、チケットの発売もしてるし、アレンジの打ち合わせも３月にはおおよそ済んで来週からいづみちゃんと詰めの作業。弦のアレンジに関してはいづみちゃんにほぼ丸投げ状態でこっちは好き勝手言うだけ。いつか殴られるかもしれない。
　今月にはせいので音合わせに持ち込もうと思っています。

　今回は弦カルに木管を３本加えようということになり、やったことがないので楽しみといえば楽しいんだけど不安も結構あります。ハードルを上げていってどうするの？とはいづみちゃんの言葉。まあ、どこまで上がるものかわからないけど、やりたいことはきっちりやってしまおうというのが最近の流行りです。
　山木さんの攻めを見ていて、とりあえず飛ぶことから。あとは知らん、でいいかなあととみに思います。がんばるというのとも違う気がします。気力振り絞ってというのでもないし、次に進む興味が一番だろうね。

　それにしてもシャレになんないくらい寒いなあ７月だというのに。
　札幌の夏が削られていくみたいで悔しいなあ。

　明日は哲二と旭川のライブの練習を７月にオープンした深澤くんの店「キャッチボール　ラジオ」でやらせてもらう。改良、改善しながらゆっくりと店を開けてゆくということで今週は金土日の３日間の営業ということです。どういうふうな店になるのかこれからです。足を運んでください。旧円山市場の裏、北１条西２４丁目２−２６。　
　
　

目出度いね、二福神。

　東京はいつも新宿に泊まるんだけど、今回は山木にピックアップしてもらうので阿佐ヶ谷界隈に宿をとった。
　近所に商店街、アーケードがあり宿泊というよりは生活している感覚で、あっちこちぶらぶらしているうちに今回の旅は楽しくなりそうな予感が思いの外涼しい夜風と一緒にやってくる。

　山木とはもうずっと昔から折あるごとに歌ってきた。
　始めた頃は今思うと、若いということや、経験の少なさから、お互いのペースをよくわかっていなかった、発信信号の受信不能など、人前で演奏することに舞い上がって浮かれていて。それはそれで楽しかった。
　山木は半袖のシャツの下に布袋さんが真ん中にプリントされた不思議なTシャツを着ていた。いいねって言ったかどうかよく覚えていないけど何か言ったのは覚えている。
　「いろいろ世の中人の目をそらす作業は必要でよ、んまあ、結構気にいっている。」
　確かに布袋様のTシャツは目論みわ全うしている。

　七福神という歌を歌っている。
　お祭りという歌を歌っている。

　本番が始まって自分の出番を終え、楽屋で山木の唄うのを聞いていると、ふと、パンクやってたというニール・ヤングのことを思い出す。
　パンクやってるニール・ヤングは聞いたことないけど、怒り、ぶっ壊し、反抗、中庸嫌い、世の中の曲がり具合へのアジテーション、love and peace、が今の山木の歌から聞こえてくる。もともと怒りっぽい男だけどそれに拍車がかかっている。かっこいいぞ山木。
　もうお互い手探りで前に進んでいくような歳じゃないし、そういう臆病なものはもうないかもね。

　４日間やりたいようにうやらせてくれたお客さんに感謝します。
　とても楽しい４日間でした。
　４日間は続けてやっても大丈夫だということがわかりました。やらないけど。
　楽しく刺激的なドライブだった。ザ・ドライバー山木にも感謝。

　もう少しここに書き足すかも。

今週は旭川、武田くんのところ、ハイジャックでライブがあります。
日曜日７時からスタートします。久しぶりに哲治とやります。