2018年11月26日月曜日

今年も、あとひと月でーす。




バッテイングセンターから聞こえてくるボールを打つ金属音。
ビルの壁に映るキャバクラのお姉ちゃんやお兄ちゃんの自己紹介と店の宣伝、何を食べてるんだろう?歩きながら街の電飾を背光にしながら通り過ぎる女子高生、大量の食い物屋がひしめき合って道路にせり出してくる、ハハっ、膨大な量の食料がこの街に供給され消費され、水洗トイレからどこかに吸収されていく。

満員電車の乗客のように新宿の街の路地から広場に人が絞り出されてくる。
映画のセットに街がようやく近づいてきた、何かしら作り物のように、街全体が後ろにつっかえ棒がありそうな適当な安定感のない情緒不安定な圧倒的な疎外感。
 ここまでくるともう本当に都会、昭和の街が微塵も消え去り私の知らない街ができていたでやんす。
 こうでなくちゃ!と初めて思う。
 初めて東京に来た時の昂ぶりが11月の東京にあった。
 東京ぶっ壊れるかもしれないなあ、もしくは、もうぶっ壊れているのかも。
 本当に映画のエキストラになったみたいだった。
 東京すごいですよ!

 改めまして、時間経っちゃったけど、久しぶりの東京、バック イン タウン。
 ありがとう。
 いつもいつも力強い、嬉しく楽しく迎えてくれる新宿に集まってくれるみなさん、、もうこんなに長いこと、思い出して、待ってくれていて、久しぶりだけど元気にやってるみたいだから見に行こうと思ってくれた人、時間はどんなに人を変えていくんだろうと思ってふと足を運んでくれた人、
 ありがとう。
東京という街はどんどん変わっていくけど、多分歳をとった以外そう変わってないみなさんと僕。
元気で会えてよかったです。
時々調子は悪くなったりしますが、それでもまだまだみんな元気だね。
今年も無事に終えられそうです。

次は来年ですね。
元気に年をとっていきましょう。

アーリータイムズは今日も野澤さんが元気に店にいることでしょう。

僕らは何かに反抗しているように見えるけど、見えるだけで温和な静かなことと時を好むおじさんです。僕らは昔、いろんなことに安定を感じることを拒否して来ました、今だってそれは癖として延々と持ち続けています。唯々諾々は潔しとしなかった人々です。
 頑固オヤジにはならないぞと若いときに言ってた祟りで、僕らは見事に頑固オヤジになってしまいました。そんなタフな匂いがアーリータイムズに溢れています。
今日も元気に店にいる野澤さんが作った匂いです。

機会があったらアーリータイムズでのライブものぞきに来ててください。
お客さんも渋いです。
次のアーリーは5月18日、土曜日です。良い季節だ。
4月27日、土曜日、長津君のところ、ローグも決まっています。

ライブハウスはどこも時間の足跡が点々とついています。歌う人とお客さんが作って来た映画のような埃が空気中にゆらゆら舞っています。

さて、いよいよConcert & Dinner 2018,11月30日、レストラン ラ・ファソンの始まりです。
あまり経験のないことは楽しみです。
一番ピカピカの服を着ておいでください。
このライブの時間はどこなんだろう?
現在かもしれません。

お待ちしています。