2021年11月13日土曜日

ジャケットもできた。コーラス入れてくれた五十嵐君。






 去年の春先にはアルバムのタイトルが決まっていて、「ソファー」「ドア」「フリッジ」、家を構成するものシリーズ第4作目「ライト」。きちんと表記すると「a light」

畑江君はその頃立体作品を作っていたかたわら小さなCDサイズの絵を描いていて、ギャラリー門馬で見たとき記憶に残っていた。その時に僕は CD作りたいということを話したと思う。友達といっても大学時代、僕の音楽のスタートの FOLK INというサークルに2年後輩で部室通いしていた男でした。

電話をして藻岩下の宮越屋珈琲店に来てもらったのが4月で、書き上げた「ライト」の絵を10点くらい持って来て見せてくれた。僕はそれを預かり暫く家で眺めていた。こんなに描いてもらっちゃっていいんだろうかという思いよりも、ライトってたくさんあるんだなあ、なんて呑気なことを思いながら決定もせずに眺めていた。当時録音は遅々として進まず、というよりまだデモテープを熱心にこしらえていた。そんなに急いで進める必要もあまり感じていなかった。畑江氏は預けたままになっている絵が一体どうなってるんだろういうことの様子を伺うことなく自分の個展の準備などを淡々とこなしていた、のだろうと思う。大人だ。

僕は数ヶ月経った後に「もう少し崩した絵が見たいな。」などというよその人が聞いたら卒倒しそうな図々しいことをまた藻岩下で相談した。そういうのは相談と言わないんだけど。畑江君は「それは注文ですよね、注文になるとそこには値段がつきますよ。」そうかそりゃそうだよなあ、その仕事で飯食ってるんだもんなあ。僕らと一緒だ。畑江君は大学時代ベース弾いてた。当時の主流はビートルズの「Let it be」かサイモン&ガーファンクル「明日にかける橋」、か血まみれの鳩、70年代ぽい。あれがなければこれはないということがたくさんあって、見事にそのいい例だろう。

それから半年後にこれができて来た。このコロナでその間、約2年になんなんとしている。

しみじみとアルバムの中身の情感と一致していて、綺麗なジャケットができました。

色々迷惑を多々かけまして申し訳ありません、そしてここに揃いました。

ありがとう。

畑江俊明(はたえとしあき)札幌在住 1970年後半よりグラフィックデザインの仕事を始め、現在に至る。2011年より本格的に立体作品の制作を始め、デザインという立ち位置を踏まえながら、どのようにアートに挑んでいけるかを課題として制作を続ける。2015年 多面体の誘惑/黒い森美術館/北広島市 2015年 多面体の誘惑+第1章/さいとうギャラリー/札幌市 2016年 風のはざま kaze no hazama/ギャラリー門馬Annex/札幌市 etc




先々週、SWITCHの橋本さんからジャケットのデザインが上がって来た。定冠詞をaにするかAでいいか、Theでもいいんじゃないかと若干の小競り合いがあったけれど無事これに落ち着きそう。と最終確認を畑江氏に送ったら、電線コードの際がちょっと毛羽立っているので修正したいという注文があった、そんなにきちんと対応してもらうとただただ恐縮するんだけど。みんなこんなにたくさんこだわって世の中渡って来た。そしてそれが楽しくないわけがないことを大いに知っている。


佐々木幸男 クリスマス&CD完成記念コンサートin Sapporo

《12月25日(土) ラ・ファンソン 札幌市中央区南14条西1丁目ホテルマイスティズ札幌中島公園B1

開場 17:30 開演 18:00 チケット 5、000円   

予約問い合わせ先 ノースワークス Northworks@amail.plala.or.jp  o11-213-1722

プロヂューサーの奥山君は主催者でもあるので早く告知を打ちたい気がはやり、まだ一波乱ありそうなのにFACEBOOKにアップしている。おしなべて世の中は最終的にはまとまるからこれでいいのかもしれない。


一昨日、五十嵐浩晃君に手伝ってもらってコーラスを入れる。

僕が接待しなければいけないのにわざわざケーキを差し入れてもらい、有名な焼き芋をいただきお土産君の名をほしいままにしている五十嵐君。

コーラスは素晴らしいものがありさすがソロボーカリスト40年!安定の五十嵐節。最初はどうも小さく囁くように歌っていていわゆる五十嵐節が聞こえてこないから変だなあ、と思っていたら、僕のボーカルの真似をして合わせていたという。それ要らないから、五十嵐浩晃の声を聞きたいのだ伝える。仕上がったものはうん。どこからどう聞いても五十嵐浩晃。よかった。機会があったらバンドやろう、コーラスバンドをさ。



もうい1曲はずっとやりたかったことだったんだけど、自分の声では通りが悪いので彼にやってもらうことにした。予想以上にハマって大正解です。きっとへえっていうと思います。もう懸案事項は無くなったので残りの作業は順調に進むと思います。五十嵐浩晃、大感謝!


2021年11月6日土曜日

また秋が去って、ところでお前いくつだっけ?


 循環式の給水器に変えて暫くしたら、1日おきの便通が毎日になり、排便までの儀式も短くなって今までのけたたましさが消えた。

松にはうんこの心配以外ほとんどない。順調に年をとっている。佳きかな、よきかな。

寒くなって来てますますにじり寄ってくる頻度が多くなり、油断してると背中に飛び上がりジリジリ登ってくる。突然始まったけど意味がわからない。おかげで背中は引っかき傷だらけで色っぽいことになっている。

飼い猫は大抵健康保険、老後の心配、明日のこと、愛情問題、葬式のこと、対猫関係、文句言い放題、衣食住、大概の心配事はない。飼い主だから羨ましいと思ったらアウトなんだけど、次に生まれ変われるんだったら僕に飼ってほしい。

コロナもどこかに潜んでいて牙を磨いているのか失くなったのか定かではないけど、潜行状態。どこかで飲み薬までできたというニュースが流れていた。それも効くらしい。拓けていくときはこういうものかもしれないなあ。

明日の僕が月に一度、日曜に参加しているカラスさんの番組、AIR G 朝8時「FOLK KIDS」でようやく「 LIGHT」から1曲ON AIRされます。完成品ではないのですがなんとか聴いてもらってもいいんじゃないかということで流れます。ぜひ、よかったら聴いてください。安斉君の間奏のピアノのタッチとメロディラインの素晴らしさ。

明後日は五十嵐君のコーラスダビングが行われます。もう完成が目の前に来ている。