2023年2月28日火曜日

3月14日、札幌。4月10日、東京。4月22日、小樽。その間はずっと録音。と猫可愛がり。


 取り急ぎ決定したことをお知らせします。

 4月22日、小樽、旧「一匹長屋」こと現在「ありがとう」でライブをやることに決定しました。下村さんがいなくなって、何かしら踏みとどまってた感のあった場所ですが、一度詣の気持ちもありつつの決心でした。昔と同じ扇柳トール、深川忠義のセットでやりますので、7年のみんなの時間の経過を確認とあの花園界隈を訪ねてみようと思う方々で楽しみたいと思います。ぜひ3月14日の札幌共々よろしくお願いします。もうずいぶん経ちました。

さっき、小樽の岡西さんから「やるんですか?仕事のシフトの関係上是非早めに教えてください。」というメールをもらったので、急ぎここに書き上げた次第です。

と言いながら、3月のベーカーとのリハーサルも佳境に入りつつあります。ピアノの井上大介以外はみんな同学年。体調もそれぞれ絶不調。ここまでくるとただ人生を深く考えるというより、自分たちにあてがわれたこの生活環境、肉体環境、数々の後退感、それら共々引き受け、ガッツある空中浮揚を行う以外道はなし。と行った感じでとてもブルージーな僕ら。

今回の3月14日の春のコンサートは僕らがこれからどうやって音楽を羽交い締めしていくかがわかるとても今日に深いイベントになっています。

去年の8月だったか、9月だったか目黒さんと「さて、来年の春、どうしょうか?前回はバンド、大人数で舞台に上げられるだけあげて賑やかにやったけど、来年はさて、何か考えある?」と聞いたら目黒さんが「久しぶりにベーカーと、どうですか?みんな歳だし。」「なんだよ、それ、みんな歳って、それってみて面白い?」「面白いかどうかはさておき、70超えたおっさんバンド、それも現役バリバリの匂い漂うバンドなんてそう見れないから、いいと思いますけど。」そうか、そうか、目黒さん責任取るんだったら僕にはなんの異論もない。その瞬間に懐かしい匂いがしてきた。下手したらみんなもう50年以上音楽やってきた人たち。澤内あきらの元に結集してきたバンド。この街でバンド一筋50年のおっさん達。これ以上の意味はいらんべ。んなこんなで僕らはただいま鋭意リハーサル中。気合だけは入ってる。ような気がする。いかんせん反応がよくわからん。ただ、のりさん(鈴木のりさん)はやむなく出られない。



2月3日のコッキーコンサート、ここもたくさんの年季入った人ばかりが集まったコンサートだった。僕がヤマハにいた時よりも圧倒的にスムーズに話ができるようになり、プロに育った人のきちんとした仕事っぷりを舞台の袖で見させてもらった。70年第80年代ではわからなかった自分たちのいた場所、それが今ははっきりと意識できたコンサートだった。聞いてる人が自分が一番気に入ってた時代に戻る手助けができるなら、それは他の人にはできないことで、自分たちがそのナビッゲートできるなら何も抵抗する理屈はないのだろうね。

またいつか、と行って別れの挨拶が交わせるのはまだ先があるからできることで、それだけでも僕らは幸せなんだろう。というようなことが言えるようになったのにもこれだけ時間がかかった。はあー。


今やってるのがこれで、一昨年から奥寺くんのスタジオで始めた録音の一環。
1枚目はBOOKENS2というラジオ番組で流す弾き語りをとって強引に CDにまでした。
これが通し番号00番。
これからやっていこうと思っているのが01、02、03、と続くもの。それも相当まとまったもの、音楽と何かの合体、その他諸々の今まで面倒で誰も手を出さなかったもの。出来上がって見てようやく説明ができると行ったものになること。
最初に登場してもらっているのがロケット姉妹。ロケットとは去年結構ライブを一緒にやって、できたら何かまとまったものを作ってみようかという空手形は去年のうちに出しておいて、今年になって「さあ、スタートだ!」でいきなり録音が始まった。今3曲。
考えられることは全部この進行の中に取り込んでいこうと思っているので、頭の中はまだアイディアで煮立っている。それとできるだけたくさんの人に登場してもらいたいと思っているので、色々声をかけたいと思っています。写真のおじさんは扇柳トールです。ギターを弾いてる最中で、写真に取られそうになってるので内心焦ってるところです。