2019年3月29日金曜日

もう3月も終わるよ、松。


 油断ができないね。もう3月29日。

 高校の修学旅行で東京行ったのが50年前。うん、50年前、おそろしい時間の経過なんだけど、1967年だと思う。

 ショーケンが死んだ。
 あの鈴木茂さんの「100ワットの恋人」に
 「ショーケンがどんなに素敵かを話しては頰を染めてウットリ」
 と松本隆さんが書いたショーケン。

 最初に見たのが生のショーケンで50年前。
 池袋のドラムというジャズ喫茶、これから世の中に打って出ようファーストシングル「忘れ得ぬ君」のリリース前で、これからレコードが出ますとショーケンがMCで話していた。初めて見たグループサウンズはアイドル路線一直線のテンプターズ。50年覚えていられるほど記憶に残るシーンだった。
 おのぼりさんの修学旅行生はテンプターズを知っていた。レコードリリースする前なのにどうやって知ったのかはわからないが僕らはテンプターズを決めうちで池袋に行った。
 同じ歳のボーカリスト、もう一方は修学旅行のボンズ四人、17歳。早いデビューだったんだ。
 あれから50年、自分の名前を俳優としてさらに大きくして昨日逝ってしまった。
 歌い手としても不思議な唱法でいつどこで、どんな風にしてあの歌い方になったんだろう?声が裏返るのを、あんな風に歌える人を見たことがない、羨ましい。人の器量の問題でもあるんじゃないかと思える、朗々と歌ってた人だ。

3月14日はやはり独特の日だ。
年々、お客さんとこっちの気持ちがじりじりと近づいて境界線がなくなりつつある。
歌を発生させているのが演者側だけじゃなく、息遣いが同期していて観客席の歌がステージにまで反響してくるのを感じます。さらに増幅させるのにあと何年かかるんだろう?
楽しい時間だった。
 写真の全員が笑っている。
 五十嵐浩晃君にも大感謝。
 次は4月13日の小樽、ビール館。「ラフな男たちの夜会2」ゲスト五十嵐浩晃
 このところフューチャリング五十嵐君だけど、せっかくだからぎっしり付き合ってみよう。
 「残像」。ミカンボシ2に入ってる曲で、人の歌は相変わらず難しいけど僕がやりたいと言った曲なので頑張りましょう。


 

3年半に亘りオッケー藤井君と放送してきた「幸男さん」が昨日をもって終了しました。
藤井君の感性によるところの大きい番組で、自由気儘に遊ばせてもらった感が終わった今つくづく感じてる。彼のトリッキーな放送作法というのは随分と刺激になり、後輩として頼もしく、ただ後ろからついて行くスタイルを護ってもらい大いに感謝しているかな。

そして、番組にメールを送ってくださった方々、改めてお礼を申し述べさせてもらいます。
 長いこと、夜中から朝にシフトが変わってもついてきてくださってラジオを聴いてくださった方々本当にありがとうございました。当たり外れのある、ダッチロール気味の時も多々あったことを今さら言ってもせん詮無いことですが、すんません。

毎日、先のことばかり考えている。何ができるんだろう?
人は何を楽しいと思うんだろうって。

久しぶりにクロックのカレー食べてきた。
変わらないように作りながら、こっそりと先に進んでいるというのが音楽もカレーも極意なんだろうね。

          The Mask & The Mirror /  The Book Of  Secrets  Loreena Mckennitt
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