2020年10月23日金曜日

僕は毎日歌を歌う

 雪虫が春先の雪のようにワラワラと飛ぶようになってきた。  年々数が増えてる気がする。  円山も日に日に山の色が変わってきて、この界隈に住んでいて一番浮き立つ季節です。  季節に対しての思い入れはそんなにないんだけれど、それでもありがたみは若い時以上はある、うちの松はさらにこだわりがあるみたいで、このところ毎晩夜中になると「さーーむーーい〜ー!」と大騒ぎ。人よりは体温が高いので寒さには敏感に反応する。  寒くなってくるとそばに寄ってきて人の暖をあてにする。  テレビをみていても本を読んでいる時でもモタモタとソファをよじ登り、横になっている僕の胸にのっしりと座り、しばらくは相対する。猫を飼っていて楽しいのはこの時かも。ゴロゴロ喉を鳴らしているからよほど嬉しくてたまらないのかと思うと飼い主が思うほどには熱い感情はない、と思う。何年も騙されてきた、ただ寒いだけでこのシーズンにしかやらない。すぽ太郎にも長いこと騙された。飼い主は基本間抜けだから愛情の交換だと長いこと思っている。  すぽ太郎の時はフゴフゴ言いながらその上によだれを垂らすという大技を使っていたのでさらに騙され度は大きかった。  松は最近上に乗ってる時に右手を出し握ってくれという合図ができるようになった。なかなか手を握らせるということをしなかったんだけど2年くらいかかったか。横になって抱かれながら右手をちょいちょいと出し松から握る許可が出る。  それにしても,また冬かあ、来週はタイヤ交換する。  まさか11月の旭川アーリータイムズ雪が降っているということはないだろうけど。    札幌は今日、コロナ感染者38人、道内で50人。2、3日前から膨らみ始めて嫌な感じだったけど次の波が来たか?  人の動きはそう簡単に止まらないだろうなあ。  また、デモ作りが始まった。  毎週木曜日、簾舞までギター背負って出かける。  最初にクリックとガイド用のギター、ボーカルを一緒にいれ、それが済んだら割合まともなストロークを取り込み、聴きながら修正や変更、やり直し等をやり、あらかた方向が決まったらもう一本おギターを真面目にいれる。  家を出る時に考えてスケッチとは全く違う方向になった。最初のアイディアはあまりまともすぎて全面的に改修ということになり思いほか時間がかか改修、来週もこれにかかりそう。  ある程度アウトラインができたテイクが溜まったので次の作業に移行する。  リズムトラックの打ち込みをやってもらう。    道内過去最多の51人感染確認、ニュースの発表。  クラスターも少なく、市中感染増加。  明日は浅井君の40周年コンサートのリハーサル。  関さんや西岡君に久しぶるに会える。  上の写真はセンターにあるポールの周りの低い雲の下にほんの少しだけ出た虹。  ちょっと見では気がつかないくらいのささやかな虹。石狩霊園の向こう、最近虹が多い。  一生懸命応援送っているので、皆さん!更に元気に毎日送ってください。  コロナを無かったことにして暮らすのは乱暴だけど、それでも毎日過ぎていくのでもうひと頑張りしよう。  僕は毎日歌歌っています。        

2020年10月2日金曜日

2週間経って

 2020年のSeptember Valentineコンサートが終わって2週間経ちました。  鮮やかに記憶に残るLiveとなりました。  みんなとあの時間を持てたことは僕の自慢と誇りです。  塞がって来た世の中を少しでもこじ開ける力を持ち得るものが音楽だということに実感できた瞬間でした。  コロナが収束する日は誰もまだわかりませんが、どこかで折り合いをつけて、用心して、勇気と自分の信念を持って歌を流して行くことは必要です。  2週間経って、みんなの無事を確認して、また前に進むというのはまともじゃないです。  今回のテーマ「生きる、暮らす、うたう。」は本来であれば普通のことですが、このことが容易じゃない状態が続いた中でデザイナーの橋本さんと決めたことです。  今にして思えばその通りのキャッチになりました。  どんな状態になろうが僕らはただ前に進むだけです。  そしてホールの温度を上げてくれる皆さんが入れば何度でも可能です。  あらためて、ありがとうございました。    そろそろブログも普通の、なんともとりとめのない、ボワンとした元の世界に戻ります。  そんなわけで、写真もぷー横丁の夕焼け、平和といえば平和、怖いといえばちょっと怖い美しい色の写真を載せてみました。