2018年7月13日金曜日

もう夏休みか。


 松も湿気っている。
 
 札幌は今日も曇り空でほとんど梅雨模様が続いています。

 修理から帰ってきたギターまで湿気っていて、一向に気勢が挙がらない。
 藻岩山のロープウウェーイも途中から雲の中を出たり入ったりを繰り返しています。

 ロープウェイといえば先日、山木康世氏の「山のロープウェイ」が藻岩山の歌碑になって設置されました。
 友達が作った歌が歌碑になり、藻岩山の山腹に設置され行き来する人の目に止まるというのはとても嬉しいことです。

 歌は残るといっても石にはかないません。

 まだ見に行ってないので頑丈な石かどうなのかは確認できていないけれど、テレビのニュースを見るかぎりでは大丈夫です。
 僕らは勲章が欲しいわけじゃないけど、それでもこのニュースを見た時には勲章の意味がとてもよくわかった、山木が自分で自慢できるわけがないから、僕が自慢しておきます。

 勲章をもらった山木えらい!

 山木、鈴木、」佐々木は大通り公園にそれぞれ一本ずつ木を持ってるけれど(厳密にいうと所有というよりも寄贈か)、歌碑を持ってるのは(これもおそらく持ってるというのとは違うけど)山木だけだ。こういうのをもらっても年齢的には何ら問題がなく格好いいものです。
 札幌に来て、藻岩山のロープウェイに乗ることがあったら是非見てください。



 もういい加減晴れて欲しいなあ。

 雫の張り付いたアイスコーヒーが飲みたいなあ。
 歩いてる途中で見つけたコーヒー屋。
 晶文社の年代物の本が置いてあって、久しぶりに植草甚一を読んだ。
 大学時代に読んだ「奇妙な果実」を読みたくなった、けど、多分今はもう読まないだろうなあ。

 ハインライン、安部公房、阿刀田高、ガードナー、ポー、つかこうへい、山本周五郎、夢野久作、ゾラ、小沢昭一、ソルズェーニツィン、西村寿行、豊田有恒、ブラウン、クリスティー、堀晃、ハインライン、筒井康隆、山口瞳、三遊亭圓生、プーシキン、野坂昭如、藤本義一、ディケンズ、和田誠、モリエール、田中小実昌、澁澤龍彦、池波正太郎、マダムエドワルダ、ミッチェル、三島由紀夫、唐十郎、小林信彦、山田風太郎、ディック、ウールリッチ、ウェルズ、ムアコック、新田次郎、安野光雅、スピレーン、チャンドラー、バラード、東海林さだお、司馬遼太郎、サキ、椎名誠、藤原新也、海音寺潮五郎、つげ義春、北杜夫、ブラッドベリ、高野悦子、・・・・・・はは、何も覚えてない。でも学生時代の匂いがします。

 来週は深澤君のところでライブやります。キャッチボールラジオで。
 
その頃までには松の湿気も取れてるでしょうか?

 上のハガキ様なものは宛のないハガキです。
 もう暑中見舞いになってしまいました。

 
 

2018年7月3日火曜日

オホーツクフォークまつりから旭川アーリータイムズへ


 武田組から始まった10回目になる「オホーツクフォークまつり」。いつもとは趣が異なり絶叫系のロックバンドから。

 久しぶりに武田組にいる町田くんのギターを聴いた。

 一時期一緒にギター一時期一緒にギターを弾いていた時とは違い、アコーステックギターからエレキギターに持ち替えガンガン突っ込んで来るプレイだった。

 おっさんたちの集いを武田組にはどんな風に見えていたんだろうなあ?と思うくらい僕らのこのまつりの12年間の時間はやはり貴重に長かった。


 10回という数字以上に出演してきた僕らには培ってきたものがあったんだ、ときちんと感じられたのが今回だった。場面転換含めて40分という時間の中以外に構成上縛りは何もないという中で、それぞれが自分の演目を考え得る最大のパフォーマンスを観客と出演者に向かって行う。プロでやっている人とアマチュアでライブ鑑賞に厳しいお客さんの両方の目に晒される。プログラム上淡々として見えるが、もう人ギア上を回さないといけない仕組みになっているのです。付き合いが長い分見てないふりしてきちんと鑑賞される。
 僕らはこうやって10回分切磋琢磨してやってきた。

 10年前とはみんな違う。

 上手いったらないよ、みんな。

 10回がけじめになるかどうなるかはわからないけど、村谷さんに寄りかかっていいというわけはなく、これからはというか、前からそうだったんだけどやれる時には一気呵成にやり切らないといけません。

 貴重な時間を紋別に在住してる村谷さんご夫妻に作っていただいた。

 1回限りのイベントは記録はされるけど振り返った記憶に連続性も物語も夢もありません。それは付き合ってくれたお客さんにも同様のことが言えると思います。
 町の角がどこに繋がっているかがわかるというのは記憶としては相当の上等なものです。
 これが素晴らしいことだって気づくのはそう簡単なことじゃないんだって気づきました。

 ステージでも言いましたが観に来られた方々はとても素晴らしいものに遭遇したと思います。出ている人たちは一人一人の単位の人たちなんだけど、通して観るとチームプレイでした。
 機会があったらアーティスト個々もどうかご贔屓にお願いします。
 
 今回は杉田さんに僕はバイオリンを弾いてもらいました。
 力強く、息をするように、たくましく、時には叱咤激励するかのように後押ししてくれました。楽しかったね。

 ずっと曇り空。床を歩くと湿度が感じられ、湿気に家が包囲されています。
 金輪際空は晴れないだろうという決心したらしいのでまあ、仕様が無い。
 除湿機2台フル稼働。やたらと部屋が暑くなるけれど重たい空気よりはマシか。
 
 次は旭川、アーリータイムズ。7月7日。
 開演時間に誤記がありました。
   19;30開演とありましたが19:00でした。御免なさい。

さて、歩いてこよう。