2020年12月24日木曜日

Merry Christmas 

 みなさん元気ですか、今年一年が終わろうとしています。  よくぞこの面倒臭い世の中をしのぎ、元気にここまでたどり着きましたね。  札幌は変な数字で今のところ安定し始めました。  安定と見るのがいいのか、グダグダしてるというのがいいのか判断できないんだけど。    みんなに会いたいなあ。    コロナが終わるまでの日記を書いてるんだけど、一体どこで終わるんだろう?との興味からスタートしたんだけど、本当にどこで終わるんだろうねえ。  書き始めた日(11月2日)から今日(12月24日)の分を載せてみます。
 Merry Christmas!  ガンバレ、頑張れ、がんばれ。

2020年12月4日金曜日

コーラスやっちゃダメだっつうの。

 旭川のライブが終わって20日経ちました。  一瞬、やめようか?とも思いましたが、野澤さん次の日から休養で入院するというのもあって、それと僕の今年最後のライブになりそうだったので決行を決めました。  ここまで逡巡するのは今年までにします。結構学習することがたくさんあったなあ。  数多くの判断がこれからも要求されると思いますが、自分とお客さんの共通する判断基準を作ればどこかで折り合えると思いますし、それと国や自治体の方針にできる限りで付き合っていけばもう少し融通の利くものとなるでしょう。    今回は深川忠義が何が何でも後ろで弾きたい、ライブに参加したいとひと月前にメール来たのでみっちりリハーサルやって付き合ってもらうことにしました。コロナのご時世だからただ黙ってギターを弾くようにと申し渡しておいたのですが、本番になると横から歌が聞こえました。「コーラスはダメだべ」。本来はこんな風に自然に歌が出るものだったのです、ライブは。  ライブをやってみるとやっぱり今は異常な事態なのだということがよくわかります。  聞く側とやる側がこんなに気持ちが近かったものだったんだと。  なんか時間がもったいないね。こんな状態が続くことが。  旭川の真知子さんから、11月終わるよ、このままじっとしていると11月はブログの書き込みがなしになりますよ、ひと月に1回くらいは顔見せて、とメールが飛んで来ました。    僕も気にはなっていたんだけど、自分のことにかかりっきりになっていて、それが思いのほか居心地がいいので放りっぱなしになってしまいました。  11月に新潮文庫のマイブックを買い、毎日日記を書いている。  文庫の形になっているけれど中にはなにも書かれていなく、1ページごとに日付とページが印刷されているだけ。  まあ、日記だね。  基本的には人に読まれても困らない程度に節度はあるけれど、ブログよりは10倍は毒があるようにしようと思って書き始めた。  絵描いて色つけて、世の中に文句垂れて、このコロナのことを終わるまで延々と書き続けようと思って始めた。  これが面白くこのところハマってる最中。  1月1日の出だしは11月2日からスタートしている。  1ページ目はこれを描く動機と松ののたうってる絵が描かれてる。  絵も完全フリーハンドで、金輪際修正や書き直しはしない、書き直すといびつな線やフォルムがなくなってつまんないものになることをどこかで習ったので。  上のイラストはノグチユミコさんの作品、「君に話しかける僕は誰」のために書いてくれたものです。  いつか機会があったら使わせてくださいとお断りしてありますが、どうやって書いてるんだろうなあとつくづく思います。  「君に話しかける僕は誰」のディレクターズカット版とアフタートークというのが映像監督の品田君編集でYou Tubeで配信されています。機会があったらご覧になってください。ものすごいエネルギー量で出来た作品です。もう3ヶ月も経ったなんて、このコロナは時間までウィルスに侵され、なにがしかの揺らぎのようなものができています。それと時間を侵食しているような感覚。  Air G(北海道のFM局)の朝8時「フォークキッズ」、毎月第一日曜日短い時間ですが喋っています。  今回はコロナが増量中ということでリモートでの収録、画像がないと結構話しづらいものです。  12月。ますます寒くなっていくますが、気をつけて暮らして行きましょう。  僕はすこぶるつきで元気です。毎日気合の日々です。  何が何でも負けないでください。  

2020年10月23日金曜日

僕は毎日歌を歌う

 雪虫が春先の雪のようにワラワラと飛ぶようになってきた。  年々数が増えてる気がする。  円山も日に日に山の色が変わってきて、この界隈に住んでいて一番浮き立つ季節です。  季節に対しての思い入れはそんなにないんだけれど、それでもありがたみは若い時以上はある、うちの松はさらにこだわりがあるみたいで、このところ毎晩夜中になると「さーーむーーい〜ー!」と大騒ぎ。人よりは体温が高いので寒さには敏感に反応する。  寒くなってくるとそばに寄ってきて人の暖をあてにする。  テレビをみていても本を読んでいる時でもモタモタとソファをよじ登り、横になっている僕の胸にのっしりと座り、しばらくは相対する。猫を飼っていて楽しいのはこの時かも。ゴロゴロ喉を鳴らしているからよほど嬉しくてたまらないのかと思うと飼い主が思うほどには熱い感情はない、と思う。何年も騙されてきた、ただ寒いだけでこのシーズンにしかやらない。すぽ太郎にも長いこと騙された。飼い主は基本間抜けだから愛情の交換だと長いこと思っている。  すぽ太郎の時はフゴフゴ言いながらその上によだれを垂らすという大技を使っていたのでさらに騙され度は大きかった。  松は最近上に乗ってる時に右手を出し握ってくれという合図ができるようになった。なかなか手を握らせるということをしなかったんだけど2年くらいかかったか。横になって抱かれながら右手をちょいちょいと出し松から握る許可が出る。  それにしても,また冬かあ、来週はタイヤ交換する。  まさか11月の旭川アーリータイムズ雪が降っているということはないだろうけど。    札幌は今日、コロナ感染者38人、道内で50人。2、3日前から膨らみ始めて嫌な感じだったけど次の波が来たか?  人の動きはそう簡単に止まらないだろうなあ。  また、デモ作りが始まった。  毎週木曜日、簾舞までギター背負って出かける。  最初にクリックとガイド用のギター、ボーカルを一緒にいれ、それが済んだら割合まともなストロークを取り込み、聴きながら修正や変更、やり直し等をやり、あらかた方向が決まったらもう一本おギターを真面目にいれる。  家を出る時に考えてスケッチとは全く違う方向になった。最初のアイディアはあまりまともすぎて全面的に改修ということになり思いほか時間がかか改修、来週もこれにかかりそう。  ある程度アウトラインができたテイクが溜まったので次の作業に移行する。  リズムトラックの打ち込みをやってもらう。    道内過去最多の51人感染確認、ニュースの発表。  クラスターも少なく、市中感染増加。  明日は浅井君の40周年コンサートのリハーサル。  関さんや西岡君に久しぶるに会える。  上の写真はセンターにあるポールの周りの低い雲の下にほんの少しだけ出た虹。  ちょっと見では気がつかないくらいのささやかな虹。石狩霊園の向こう、最近虹が多い。  一生懸命応援送っているので、皆さん!更に元気に毎日送ってください。  コロナを無かったことにして暮らすのは乱暴だけど、それでも毎日過ぎていくのでもうひと頑張りしよう。  僕は毎日歌歌っています。        

2020年10月2日金曜日

2週間経って

 2020年のSeptember Valentineコンサートが終わって2週間経ちました。  鮮やかに記憶に残るLiveとなりました。  みんなとあの時間を持てたことは僕の自慢と誇りです。  塞がって来た世の中を少しでもこじ開ける力を持ち得るものが音楽だということに実感できた瞬間でした。  コロナが収束する日は誰もまだわかりませんが、どこかで折り合いをつけて、用心して、勇気と自分の信念を持って歌を流して行くことは必要です。  2週間経って、みんなの無事を確認して、また前に進むというのはまともじゃないです。  今回のテーマ「生きる、暮らす、うたう。」は本来であれば普通のことですが、このことが容易じゃない状態が続いた中でデザイナーの橋本さんと決めたことです。  今にして思えばその通りのキャッチになりました。  どんな状態になろうが僕らはただ前に進むだけです。  そしてホールの温度を上げてくれる皆さんが入れば何度でも可能です。  あらためて、ありがとうございました。    そろそろブログも普通の、なんともとりとめのない、ボワンとした元の世界に戻ります。  そんなわけで、写真もぷー横丁の夕焼け、平和といえば平和、怖いといえばちょっと怖い美しい色の写真を載せてみました。    

2020年9月11日金曜日

14日はきっとくる〜♩


 

やったぜ!70歳!

呼びもしないのに70歳!

松も「そうか70か、なったものは取り返しがつかないから、諦めて引き受けろ。」と言ってる。

大学のサークルからの長い後輩、漫画家の小野弥夢が誕生祝いに松茸を描いてくれた。彼女は最近猫の絵を描いていて、僕の方から機会があったら松描いてと言ってたのを思い出し描いてくれた。本当はもっと全体が大きくて、僕の顔もガッツリ描いてくれていたのだけどとにかく松の顔が素晴らしいので嬉しくて部分だけを載せてしまった。ごめんなさい。

でもプロは本当にすごいって改めて感心してしまいます。


松はこれからうんこタイムです。

ややしばし、うヲン、ウヲン啼いてからトイレに入ります。

もしかしたら松もそろそろ70歳くらいかもしれない、か、もう少し若いかくらいでまあ、いい勝負です。

猫はおっさんになっても爺さんになっても可愛さに変化はありませんが、人間はおっさんになると可愛げもなくなり、爺さんになるとただ頑固になりキュートじゃなくなります。

まあとにかくなってしまったものはもう元に戻らない、静かに引き受けることにします。

みなさんからのおめでとうも聞こえていました、ありがとう。

9月14日、セプテンバー バレンタインコンサートはこのまま行くと無事に開催になりそうです。万全の体制で臨みます。

こうやって淡々といろんなものを受けては吐き出し、受けては行動し、事故なく送ることができれば日常の習慣化に繋がってきます。もう。世の中にはルーティンができています、最初の頃みたいに取り乱して多くの約束事を繰り返す必要もないのだとお思います。

コロナが無視できない生活ならば、それも込みでの人生と思わないことには何も先に進みません。このコンサートが終わったら僕は次の70代を意識しながら行動しようと思います。

これは多分みなさんも同じだと思います、共闘する以外ないのです。

頑張りましょう。


10日からyou tubeでSapporo Acoustic Theater 2020 の配信が始まりました。エビナマスジ、観月、すずき一平、佐々木幸男、手風琴、ちえりあホールでの無観客コンサートのライブ録画です。素晴らしいです。


どうしてそんなに大きなうんこするんだろう、感心するなぁ、うちの松。

「カンガルージャンプ」のPink Flamingosのコーラスはとってもチャーミングでウィットに富んでいる。できることならばもう少し入れておけばよかった。それと間奏を入れると大体完成するんだけど、多分もう少しいじると思う。こんなに時間かけてシングル仕様みたいに作ってるんだけど大丈夫か?色々。

コンガからスタートしてハモンド、アコギが乱入、コーラスのきっかけでドロムス フィルイン!ワクワクしてまう。

これからトールとグループ練習に行ってくる。



2020年8月24日月曜日

9月に誕生日を迎え、次のミステリーゾーンに突入!

コロナでのたうち回っているうちにもうすぐ9月。

結局は普段の年よりも忙しい半年になってしまった。

コロナが宣言され、これは家にいてただひたすらヘビやカエルみたいに蟄伏しなければならないと思ったけど、別に不自由も感じない。毎日、行きかた来し方を考え、今年の誕生日でマジ70歳、このまま穴居生活で残り時間のカウントダウンを聞いてるのも癪に触る。かと言って命がけでライブをやるほどの勇気もないし想像以上に風速は強い。

半年間はそんなこと考えながら、世間と折り合って生きようと思ったけど、先の見えない世の中を作っていくのは結局は個人個人の裁量以外ない、大の大人がその決断を人に預けると言うのも文明に逆行するかなんて、果てしないことを呟いている8月。

それとスタジオにいて、ホールにいて、作った歌を仕上げて、人がやってる芝居観て、人が集まるのは正しいことなんだ、風が激しく吹いていても、持ってる熱量は人に伝えるべきなんだなあ。きっと。


 

橋本さんから「今回のチラシどうしましょうか?テーマ?LIVEにしようと思うんですが。」

      「”生きる”、”暮す”、それと、音楽のライブに寄せて”生演奏する”コピーを

       辞書の書体で載せたいんですが。」

佐々木 「うんいいね、生演奏するって言うのがちょっと硬いんで別の言葉を選びたいけど 例えば、潜水艦が周りに敵がいるかどうかを調べる音波信号ピンガーみたいに、様子を窺う的な雰囲気の言葉、とか、あとはこのまま時間が過ぎると”老ける”みたいな、LIVEといえばライブでしょう?生演奏じゃなく”歌う”ってのは?」

橋本さん「わたし的には”老ける”は好きなんだけど、多分ダメでしょう。”うたう”が妥当なところで、これで仕上げてみます。」

シンプルな遊び心満載のいいチラシができました。

9月14日、月曜日、うたう。ふきのとうホール。

9月の最初に誕生日を迎え、僕は次のミステリーゾーンにワープする。

「カンガルージャンプ」先々週は安斉氏のキーボードダビング、先週は唄入れとアコギの差し替えも終わり、残すところは高橋智美さんとピンクフラミンゴスのコーラスと、五十嵐、マスジ(スケジュール空いてたらトール)それと通りすがりの人による男子コーラスでレコーディング多分全行程終了予定。はは、何ヶ月かかったんだろう。



外は新松竹の映画みたいな秋の光。


20代の時に東京を歩いた、あの高揚感と空気と新しいことがいっぱいある幸福感、戻ってこないものかと。図書館周りで路面電車乗りにいくかな。

     

              高山羽根子 首里の馬  漫画家と猫 Vol 1








 

2020年8月11日火曜日

残暑見舞い申し上げます。




武田晋君とロケット姉妹のタテヤマユキちゃん、それとSASUKE君の3人での舞台稽古が始まった。武田君の驚異的な粘りで毎週台本が変更になり7月の本読みから8月の舞台稽古にまで到達しました。

これから配信は色々形を変えながら新しいと思われるものが出てくるかもしれない。別に新しくならなくてもいいし、やって行ったら形が変わってきたどりついたら思いがけないもの、見たことのないものに変形していくと面白いなあと思う場所かもしれない。


芝居ってセリフがあるけど日常のことではない。
歌と似ていて、このセリフは素で言うとちょっときついかも?と言うことが多いけど、相手がいて舞台があると自然にメロデイーヤ和音のように、なるほどね、って思える。
やって見ないとわからないことの連続。といってもセリフを言うユキちゃんやムサシ君はミュージシャンなのでその苦労は相当なもので、よく引き受けてくれたと思う。武田君も役者とはいえ面倒臭いセリフをよく頭の中に叩き込めるものだと思う。
僕と将平はギターを持ってひたすら様子を見て3人の間に割り込む。と行ってもアドリブじゃないから大丈夫。
滑舌も悪いし、声も小さい、驚くことだって出来ない僕には何か役やりませんかとが誰も言わなかった。

8月の末にカメラを回して映像を取り込んで9月に無料配信しますので楽しみです。


「カンガルージャンプ」のリズムトラック取り込み終了した。
こっちはデモじゃなくレコーディングトラック。
5月くらいかなあ、アレンジとデモテープを鷹橋伸司に頼んで、7月のこのリズムトラックを上のメンバー(大山、ツッチー、木村各氏)で差し替え、8月に安斉君にエレピとハモンドを入れてもらった。あとは男のコーラスとガールフラミンゴスにキャンディーズやってもらう。で、おしまいかなあ。


あとはこの6月、7月、いづみちゃんに9月14日のコンサートのアレンジを頼んでいたのが上がってきていて希望や感想、要望等を述べるともう8月も10日過ぎ。

今のところ9月はやると言うところでメンバーの皆さんとも確認しています。
リハーサルは弦のお姉さんたちとはリモートでやろうと言うことになっています。
もう未来だよ。

それにしても金魚鉢の底にいるみたいに水っぽい日だ。
どこかで40度になったと言ってた。




2020年6月30日火曜日

6月30日、6月も終わりだ。真面目に今日も



前回のアヤコフスキー日々是口実の中で松倉さんが絶賛していたテレビシリーズ「ゲームオブ スローンズ」シーズン8、全72話しっかりはめてもらい最後までたどり着いた。

わかりにくい人間関係の中でわかりやすい個人個人の性格設定、こいつ許せないなあという人の連続で見終わる頃には人格崩壊起こしそうなギトギトハッラハラ、一気見には最適だった。これが次週までお待ちをだと集中力に欠けるかもしれない。
ツボの真ん中だった。登場人物の中で誰が好きかで性格判断ができそうくらい心理学的配置だった。みんなが集まってくる7話8話でだれるけど、すごく楽しかった。

映像がいいし、首や腸が飛び出るし、遠慮会釈なしに裸が出てくるし、犬や猫にも同情しないし、キワモノ感満載でこの時代には良い態度だと思った。


エレアコ1本、アコギ1本担いで藤野に向かう。
昨日は「長い不在」の録音。

この曲は放っておいてものすごい時間が経った。2、3回ライブにもかけたけど最後のパート落ち着きが悪くてしっくりこなくて、この1週間ずっといじっていた。
二つの候補が残って決心つかないままスタジオに行って、その2パターンを録音してもらいプレィバックしてもらって判断することにした。
結局は昔作っていたパートを残して新たに足したものが繋がりもよく違和感も消えたのでそっちで作業を進めることにした。

ガイドでギターと歌の仮りを入れ込む。
続いてアコギのローポジションの真面目なやつを入れ、さらに仮歌を外してレコーディング用の歌を1本入れる。さらにエレアコでリズムメインの幾分フリーなテイクを録り、高音のアコギアルペジオ足してギターの録音終了。思いの外いい感じに入ってるのに気を良くしてコーラスを入れようということになり、コーラス3パートを一気に取り込む。
やりすぎ。でもの気合いから明らかに逸脱して本気モードになってしまった。
いろんな音がまだ鳴ってるんだけど、きりがないので終了する。本番にとっておこう。
スタジオにも日に日に慣れてくる。

長い不在 

   ※ 部分

   彼女は突然長い旅に出た  
   ドアが開いた廊下に ミッドナイトトレイン
   気ままにグッドバイ告げ 切符を振った
   いつかは きっとまた帰ってくる

   役に立たない男だと言われた 
   好きなところに連れてって ミッドナイトトレィン
   悪く思わないで 昔の列車
   風の汽笛鳴る  夜空にレッツゴーー



毎週金曜日事務所に集まって武田晋くんとコロナ談義している。
武田君は役者さんで共にコロナで時間の無駄遣いに関して異議申し立て委員会を設立してこれを有効利用するにはなにがある?と問い詰め合う。嘘だけど。
コロナは油断してると本当に長い不在になりかねない。
とりあえず頭の中がカラになるまで振り続けるしかないので頑張ろう。

いづみちゃんから9月のスコアが出来そうなので次の曲を送れと電話あり、偉いなあ僕ら着々と前見て進んでるもんなあ。確定しているものがないというのは不便で不合理、非効率的なんだけどクジラみたいになんでも飲み込んで進むんだ。

みんなも今日と明日頑張って。とりあえずそれくらいに目標でいいんじゃないかと思います。

        ケーキを切れない非行少年たち 宮口幸治 新潮新書

        BGM    Aftertones.,  Between the lines,  Janis Ian


2020年6月25日木曜日

4日目終了。goodです。


月曜、火曜で今週の取り込みを終える。
先週録った「Light (風景モエレ)」のラフミックスを聴かせてもらう。
なんとも不思議な出だしで、霧の中で大きな柔らかい雪だるまが転がってくるような音が湧き出してくる。うん、聞いたことがないミックスだし、リズムの裏から入って少しずつ表にたどり着く雪だるまみたいなコーラス、ギター2本のアルペジオビューティフルだね。
ところどころ間違っているんだけどそれも面白いって思えるのがミソ。
デモとして聴いてもらうのならば整理前の音源の方が良いかも。

O氏の自宅スタジオにも少しずつ馴染んで着て作業がシンプルから、あれ入れたい、これ入れたいに変わってきて音楽のツボにはまっていく。これが結構いつも陥る厄介な部分。
ギターと歌だけでさらっと形にしようとしてるんだけどママにならない。
ベースも聞こえるし、エレキギターも聞こえる、ホルンの音さえ聞こえてくる。さっきまでハープもいいなあなどと悪ノリの極地になっている。ハープの知り合い釧路に一人いるんだけど幾ら何でもそれは。

   ・・・・・・・・・・・・

   雲に隠れて 夕日が沈む
   ひととき 金色をまとい 夕日が沈む

   風は激しく 鳥は天空で止まる
   はるか北には 鋼の塔がそびえる

   夕日待ちの レストラン
   テーブルに ランプが灯る

   皮は今日も 水をたたえ
   人の幾年 来し方 流し続ける

   風は激しく ガラスのピラミッド  
   積もった記憶 集めていつ朽ち果てる

   ・・・・・・・・・・・・  Lightー風景モエレ 部分抜粋


もう自転車に乗ってモエレ沼まで行くことは多分ないけど、行っててよかった。

というより自転車の鍵の番号忘れて「まあ、いいや、いつか思い出すだろう。」と思っていて放置してたらそのまま記憶は戻らない。そんなものかも。記憶はこれからますます朽ち果てて行くのかもしれないけど、そんなにたくさんの数字はインプットされてないので思い出すはずだ。もう「乗るな!」という天空の鳥の声かもしれないし。そういうものでできてるんだ、何かのきっかけというのは。

モエレの丘から見える野幌の記念塔がすごく印象に残っていた、それと頭の上に強風の中ホバリングしている鳥。

自転車時代、公園にはまっていて市内のめぼしい公園は大体回った。

野幌の記念塔はどこから見ても心がザワッとする。もうじきなくなるみたい(保存しないことに決定)なので出来るだけきちんと立っている間に写真でも取りに行くことをお勧めします。

札幌市、北海道はあの記念塔の大事さをわかっていないと思う。テレビ塔も偉大なんだけど、記念塔の美しさは比じゃない、と思うんだけど、しょうがねえな。そろそろ鉄の破片が降ってる状態みたいだから。でも、考えて見てほしい、朽ち果てて鉄の塊が降ってくる建造物を見る機会はそうそうないのだから。
僕はとっておきの写真を一枚持っている。これ以上の角度で撮れる場所はないだろうという写真です。

来週は改訂版「長い不在」を録りたいんだけど、間に合うか。
サビのコードと小節数が気に入らないのでこれから再挑戦。

それにしても毎回、5時間休憩なしでギター弾いて歌入れはなかなか元気だ。
休憩の仕方も学習しよう、ね。

東京 48人 

        世界史を変えたパンデミック 小長谷正明 幻冬舎新書

        BGM  直撃ライブ グッディ

2020年6月16日火曜日

スタートしました。


デモテープ30曲、まず録音しよう。

このコロナの間にコツコツとコード譜を書き続け、合間にギターいじって細かいリフを作り、コードアレンジをしていつから始めようかと機会を窺ってたけど一向に機会はやってこない。
やって来たのはコロナという要領を得ない世界のクラッシャー。

コンサート飛ばし、ライブを延期の嵐にし、ひたすら首をすくめ疫病神が過ぎ去るのを待ち続けたけど埒があかない。家にこもって毎日毎日自分の作った曲と正対し、鉛筆とギターを持って修正したり解体したりの繰り返し。

降って湧いた録音スタジオ。
O氏が「スタジオ出来たから見に来ませんか?」
世の中そうおいそれとは或る日突然、スタジオができるなんてことはない、それもそう簡単に「デモテープ作ろうと思ってるんだけど、大量の曲を。」なんていうふざけたことを言う奴もいないし、「それは楽しそうだ、やりましょうか!」と雑作無く承諾してくれる人もいない。嘘のような話だけどこれで全部。

いいのか世の中こんなにシンプルで?

写真でわかるようにほぼ山の際で近所に由緒あるスキー場があり、冬はスキーヤーが家の脇を滑り降りてゆく。嘘だけど。

2020年、6月15日13時からスタートです。
全てが初なのでとりあえずいろんなことを試しながらの録音。

弾き語り一発で録り込もうと思っていたけど、オーバーダブの方がいいのかもと思えて来て、楽器の単体取りに変更してギターのストロークから始める。
録音も久しぶり、初めての環境で思うようにギターが弾けない。
試運転の中ギター2本録るのに3時間近くかかったかもしれない。
そのあと仮歌入れて1日目終了。
スタジオ楽しいなあ。何かが形になっていく作業と言うのは素晴らしい。
自分でまかなえるところは大体やりきろうと思う。

夜、ラフミックスしたものを送ってもらう。
久しぶりに欲が出て来て、ああしたい、こうしたいが波立つ。

これを発表する方法を居間思案中で、このブログの中に入れてしまうか、別の方法を立てるか。完成品の前のデモを聞いてもらいたいと思っています。

それにしても本テークまでどれだけ時間がかかるんだろう?


先週末、久しぶりに五十嵐に会う。
狸小路にある団子屋で落ち合う。なんか池波正太郎の必殺仕置人の集合場所みたいだ。
入っていって階段を登ったテーブルに後ろ向きに座っていて、何か書いている。
学生服を着た男の立ち姿みたいなものが書かれていて「なんだよ、それ?」挨拶もそこそこに尋ねると「今日の幸男さんの服装です、最近人に会うときにその人がどんな格好でやってくるのかを予想するのです。」うん、相変わらず少しだけ変わってる。キュートと言うんだろうなあ、わかんないけど。
ジーンズにスニーカー、は合っていて、上の学生服みたいなものは何かと聞いたらパーカーだと言う。しまった、その絵を写しておくんだった。
話は大体今のこのご時世、必須科目についての話、ライブハウスの状況、これから先の趨勢、諸々。
五十嵐浩晃「LOVE  SONGS  LETTERS」新譜です。
往年の AORの良き時代を確認させられ、なぜか当時の札幌の音楽風景までもが思い出させるアルバムです。バックのメンバーもみんなもうゆとりを持って音楽をできるところまで熟成してる感があって湿っていて非常にいいです。
歌も新しい歌い方が出ていて面白いです。希望を言えば力み返った五十嵐浩晃も聴きたかった。出来るのにやらないのはずるいぞー。

さあ、がんばろーっと、おいらも。


                                      悪魔の機械 R W ジーター 早川書房

        BGM 五十嵐浩晃 LOVE SONGS LETTERS






2020年6月10日水曜日

六月、七月円山動物園


みなさん、無事に過ごしてますか?

誰にとっても変わらず元気でいてくれることを切に願っています。

まだ、なかなかこの環境のもとに日常を続けてゆくというのが納得できないことと思いますが、次の課題はこれに油断なく慣れてことでしょう。

僕らの環境は想像以上に圧縮のかかった身動きとりづらい状況になってきています。
水を泳ぐ魚で、その水の酸素濃度が低くなり、なんとかして水面で一息と思うんだけどその水面も酸素不足といった状態。

このコロナのあいだ中ずっと音楽のことを考えていました。

自分が作った歌をきちんと整理してなんとか形に残しておこうと。

人に書いた曲、途中で挫けてしまった曲、新しく作った曲、どうしても形になるのを拒む曲、作ったけど忘れてしまった曲。
思いの外あるものです。

この数ヶ月毎日整理に明け暮れてました。
それでもまだ18曲。
来週からデモテープ作りを始めます。

僕は今年九月で70歳になります。

アルバムは出来上がった瞬間に完成品となります、そこで作業は全て終わりになります。
ライブもアンコールが終わればそこで終了です。
僕らの仕事はそういう意味では「みなさん!ありがとうございました!また次会いましょう!お元気で!」という言葉で一応締めくくれるものです。

今のこの時期に音楽が必要なんだろうか?ということも真剣に考えたけど、それはやっぱり限定的なのです。

so far、から始まったシリーズを続けます。
4作目「Light」に入っていきます。

来たバスにはそろそろ乗ります。


2020年5月4日月曜日

みんな元気かあ?負けんなよ。



緊急事態宣言、5月の31日まで延長。
トコロテンみたいに各イベントズルズルと後退、延期、中止。
モチベーションはもはや虫の息なんだけど、それでもかき集められるものを総動員して芯にしておかないと埒が明かない。

20日の札幌、ふきのとうホール中止、23日の旭川、アーリータイムズ延期を決めました。
目黒さんはこのコロナの火の粉が舞ってる状況でもやるんだ!という果てしない未来の展望の元言ってましたが、どう考えても中央突破は無茶だということでやむなく中止を決定しました。コンサートやりたいという主催者の音楽に対する情熱と気合いだけは汲んでください。この音楽環境のいたぶられ方は尋常じゃない最中、それでも前に進むにならという気力を持ち続けるのは偉大なことです。
メンバーもスタッフも怯むことなく、多分ダメだろうと思いながらも、幕が上がるのを楽しみにしていました。
23日の旭川、アーリータイムズもギリギリまで考えていました。
野澤さんに電話をかけ、近況の報告、体調の報告、随分前から決めていたこのスケジュールの順に話しながら、こればかりは気合いでどうなるものじゃないということでまだ先になるね、という合意のもとに23日土曜日、旭川アーリータイムズの日程を延期にしました。僕らの半年一年は非常に大切な時間になってきた折の決断でした。

このところ歩いている人、走っている人、自転車の人が増えてるような気がする。
皆、家の中にいると体力が削られっぱなしになると思う人が多いせいなんだろう。
それとじっとしていることが結構できない、つらい、飽きるなどで走ったり歩き出す。
自分だって歩いている。一日37歩なんて日はもうない。

変わったルールで世の中が動き始めた。
本当にコロナ前・コロナ後で世界が変わるのかもしれない。
日本が周回遅れにならなければいけど。


airG、日曜日の朝5時カラスさんがやってる「FM FOIK KIDS」の第1週目にゲストで参加していますが、リモート録音やろうということで今回は(昨日放送された)家から繋いで録音をとりました。これで酒飲んだり、普通に話ししている人もたくさんいるからそんなに珍しいことではないのだろうが、何せそういったことをやらないのですごく楽しかった。藤井さんにも言ったんだけど、初めてのことは大体何やっても楽しい。

変わる時には一気にガラッと変わる。

上の写真は近所のコーヒー屋さん。青空の日は目の前を車が走って行っても素晴らしい。



        きょうのBGM  直撃LIVE  グッディ  (テレビはまだ毒を流す絶大な力を持っている。テレビなんてと言って侮ってはいけない。みんなもっと真面目にテレビを見るべきです。)

2020年4月24日金曜日

まだまだ頑張れー



みなさん、変わりなく元気に暮らしていますか?
こんなに人への愛に溢れざるを得ない災厄というのは多分ないかもしれないなあ、とつくづく思います。

自分が罹るより人にうつしたら大変ということで判断をしなければいけないのだから。
えいやっ、とやってしまえば無事に終わるかもしれないし、ほっとはするだろうけど、迂闊に手は出せない選択になってしまう。

でも、考えるのにも飽きたし、家にいても何も生まれない。
派手に立ち回ろうというわけじゃないけど、歌わないで、ギター弾かないで、曲を発表することもないまま酸欠で水面をパクパクいう魚になりたくない。

僕の家は今ピカピカだ。
窓もトイレも風呂場もカビ取りやって、換気扇掃除して、ステンレスを歯ブラシでこすって、最初は楽しかったけど目的達成して第二ラウンド行こうと思ったけど、余生をトイレ掃除に捧げる気分にはなれない。
のるか反るかの確立には賭けないけど、気持ちがめげていない限りは普通に暮らそう。
形に残る作業を始めます。
もっと自発的に動こうか。コロナ終焉の日のために。

明日25日のローグ(札幌)のライブは延期になります。

各ライブハウスも軒並み5月6日まで休業と決定したようです。
みんな生き延びるためだけに頑張ろう。
ようやく店の休業補償もある程度形になった。

      
      疫病と世界史 ウィリアム・H・マクニール 上・下 中公文庫

         BGM  The Ventures   Knock me Out     Live in Japan
                                                小林旭 アキラ 4
         
      

2020年4月10日金曜日

雨のち晴れ。近所のピアノ。4月10日


政府緊急事態宣言から二日め。

北海道は昨日18人、一昨日10人、二日合わせて連続2けたという発表。

毎日こんな数字を発表されてるんだけど、果たしてこれにはどんな意味があるんだろう?

ニュースは最早なにがしかの希望に火を灯して前に進んで行くという気概を持たない、ただの一見本当らしい数字を公表し、その数字に恐怖を付け足して最終的には人々を不安に陥れようという意図しかないもので良しとしている。もう付き合うのをやめた。

震災の時のように犠牲者の名前が発表された時は、自分たちは被災地じゃないから、みんな知らない人だし、という雰囲気で日本中は見ていたけど、今回はエリアが全国。
空襲と同じでいつ自分の頭に爆弾が落ちてくるかわからない、ある意味平等だし、情け容赦無く、空襲警報だって発令されない。落ちてくる音も聞こえない。
今の所国民を安心させる気配はない、国には。

マスクだってくれるというならば黙ってもらうし、国は金を使う気が無くただむやみに時間だけを使って先延ばしにする(仮にこれから先この戦いは長丁場になり、そのために一気に金を使うわけにはいかないという深謀遠慮があるとしても、この時期であればそこは詳らかに公表できる範囲で説明するのが仁義だろうに)作戦だろうが腑に落ちれば納得するし承知もするだろうに。なんだろうこのヴィデオゲームみたいな平面感。

4月25日のローグは自粛に伴う自粛です。
こんなに世の中に同期しちゃっていいんだろうか?僕らの生活権、人権は誰が担保してくれるんだろうか?それと世の中の圧力は相当強い。2極対立の構造にならなければいいんだけど、何においても。この空気はまだまだ強くなりそうで嫌だなあ。

詩の4編完成
「LIGHT」、「風景モエレ」、「スカートも微妙な丈の紺」、「悲しみだって静かなもんだ」、曲はこれから。多分傑作。たぶん。タブン、perhaps.
どっちかというと真面目に創作活動しているかもしれない。
明けない夜はないことを信じて、やりたいことを全部実現できるように下地作り。

毎日1日1日、じりじりと開ける日が近づいています。
くじけず歩めばなんとかなります。
それと普段の、不断の用心。

イェィ!

雲静かに流れているオロロンラインの風景です。

近所のピアノレッスンが終わったみたいで、またこの辺りは静かな住宅街に戻りました。


2020年3月24日火曜日

雪のち曇りのち晴れ、どこまで続くコロナ。


普段通り、という道から外れてぬかるんだ平地を歩き始めて時間が経った。
一向に水気が取れない道が続く。

3月14日も普段に従えば幕が開いて降り、さて次に向かおうとなってたはず。
映画では割とある筋立てで、大抵はジェットコースターのように場面が転換するが、現実にはテレビかネットからくる情報を遮断すれば雪のち曇りのち晴れだ、不安定な日常がまだある。

初めての体験だからプロもアマチュアもない。
口々に勝手なことを言ってぐちゃぐちゃ。

ライブハウスやライブやる人達が表立って非難はされないが本当に矢面に立っている。
いろんな種類の矢だけど当たればどれも痛い。
例えが悪いけどロシアンルーレットみたいなもので参加する人は、行けば当たらないという確率は0にはならない。シリンダーには弾は入っている。
ただ、暮らしていく中でのリスクより高いかというと、ウンーー、どうなんだろう?

たくさんの目新しくない議論が無駄になされ、どうやって生活するかみんな迷っている。

昨日、キングストントリオの「花はどこ行ったの」を車の中でたまたま聴いた。
この時期聞くと果てしなくサイケデリック不気味だった。

蝦名摩守仁君のところの稚内えびなイベントホール3月28日もこの事情により延期にさせてもらいました。いろいろ不自由、迷惑おかけして申し訳なく思っています。
僕はホール見に稚内でかけますけど。



去年の9月、一昨年の9月、バレンタインコンサートに付き合ってくれた山田なつきさんが先日亡くなりました。
あんなに元気いっぱいに見えたなつきちゃんでしたが長いこと闘病していたということを聞き、一人の人間の意志、意識、精神力、未来を見据える気力で本人を形成していたこと改めて素晴らしいなあと思っています。
「いつでも夢を」、「また会う日まで」この二曲なつきちゃん歌いたかったのかなあ?
それにしても若すぎる。リハーサルでの終始アセアセという感じから本番での「私がゴスペルシンガー山田なつきですがなにか?」という熱量放出のなつきちゃん、もう一回「いつでも夢を」デュエットやりたかったです。

2020年1月22日水曜日

Feel at Home


  Feel at Homeー美しき唄

杉田さんの新しいアルバムができました。

feel at Home  心休まる、くつろいだ、落ち着いた、打ち解けた、気持ちになる。

杉田さんは色々なところで演奏されます。
その欲求は好奇心とメロディーと自我の解放なのだと推量しています。
魂と共鳴できるところで演奏がしたいと言います。
そういう意味ではこのアルバムが聞いてくれる方々、一人一人と共鳴できる場所になるはずです。

僕はまだ魂は上(脳)にあるか下(心臓)にあるか決着がついていないままです。


杉田さんのコンサート告知です。

杉田知子CD発売記念コンサート  Feel at Home-美しき唄
2020年 1月26日(日)open13:00   start13:30 
 前売り¥3.000 当日¥3.500  ザ・ルーテルホール 札幌市中央区大通西6丁目
ノースワークス 090-8596-8461(奥山)



久しぶりの雪。
雪嫌いだけど、なんか落ち着く。
収まるところに収まったすっきり感。

新しく決まったライブです。


3月28日(土)佐々木幸男 concert 2020
稚内 えびなイベントホール  
open 17:30  /start 18:00
前売り¥4,000  当日¥4,500
 チケット取り扱い FUNフナヤマ 0162-22-1590  フナヤマ中央店 0162-23-7830
 楽器の白金堂 0162-34-2106   えびなイベントホール 0162-23-4235

4月25日(土)
札幌 ローグ

5月23日(土)
旭川 アーリータイムズ







2020年1月10日金曜日

カジモドじゃないけど鐘つき男



薄暗い雪道、チラ、チラと雪が落ちてきて、篝火の匂いが曲がり角から香ってくる。
寺に向かう人がポツリポツリと街灯の向こうに見える。鐘をつきに行く人だ
ゴーーーンン、コオオオオーーン、ゴカアーーーーン、バシャーーーンンン、
間を置いて聞こえる。
当たり外れがあってそれぞれ皆違う。
近所に病院があるのにもかかわらずここは大晦日の金に誰も苦情を言わないようだ。

寺の入り口を過ぎると人が並んでいる。

今年は去年より早く家を出た、23時40分過ぎか。
一度行くと確かにクセになる、去年の鐘打ちの帰りにもうやると決めていた。
できることなら10回ぐらい連打したいとも思っていたけど、人はきちんと列を作り静かに自分の番が来るのを待ち、住職の前で一礼して賽銭箱にお金を入れ、打鐘の体勢に入れてもらう。今回は鐘うちをサポートする人がきちんと時間を計り、10秒前からカウントダウンが始まり「10、9、・・・・さん、にー、いち、っ、ハイッ!」
これは「はい、どうぞ!」と言われるよりさらに緊張するみたいだ。
等間隔で鐘鳴らすということに重点を置いたらしいけど、なんだろう?
連打したいと思ってるのがどこからか漏れたか、もしくは去年あたりに誰かやった人がいたのかは定かではないが、少し残念だった。
それでも僕の前あたりでその寺の関係者は手元を見て「あっ!電池切れました。」とつぶやき、あたふたしていた。携帯のタイマーを使っていたみたいでカウントができなくなってしまった。ということもなく今度は自分で自由に数え始めた。
「10、9、・・・・・さん、にー、いち、・・ここ、この真ん中狙ってゴーンと。」

これはこれでいい時間だった。
打ち終わるとお守りを渡してもらい挨拶して鐘楼を降りる。
ダンボールの箱にお守りが入れられていて、多分108個入ってるのだろう、今度はあの108個目の人になりたい。か、連打。ゴーン、ゴーン、ゴーン・・・・・ゴーン。

その足で近所の神社に向かう。今度は後ろから鐘の音が遠ざかる。
非常に素晴らしい。正月がやってきた感満載。
神社は神社で寺よりさらに人が少なくなり、ぽつ、ぽつ、と人が登って行く。
階段の上りきったあたりにかろうじて灯篭の灯りが見える。
階段には松の葉が敷いてあって滑り止めと今年のように雪が少ないと大変風情がある。
近所の中学生だろうと思われるジャージ姿のボンズがひとりで鳥居に入って来る、毛糸の帽子かぶりダウンで完全武装のおじさんがこれも一人で登って行くのが見える。
登りきると思いのほか人がいた。
普段のここの神社にはない賑わいで、家族づれ、二人組、友達同士、新鮮な空気が空から降りてきていた。ビバ、新年です。

新年あけましておめでとうございます。
昨年皆様には大変お世話並びに底知れぬ応援をいただき感謝いっぱいでした。
今年も自分で走れるだけの容量を蓄え、それを年末まで完全に消費する覚悟でいます。
どうかよろしくお願いします。

2020年、最初のイベントは3月14日の共催ホールでのコンサートです。
ある意味、これから70代をどう行くかというものにもなりそうです。
ぜひ力添えをよろしくお願いします。


毎年一年の最後にやっている「のや」での忘年会ライブまで走っていきます。

Switchの橋本亜矢(プランナー、デザイナー)さんが主催しているSwitch Radio「日々これ口実」回を重ねること6回目になっています。ますます混沌の度合いを深めていきます。
自由というものの怖さをしみじみと感じています。今回6回目は五十嵐浩晃くんが一年間ライブに付き合ってくれたというよしみもあり参加してくれています。
基本的に制約を一切排除するという趣旨で始めてみたものの、思いの外底を見ると千尋の谷だった、という意味合いも含めて度胸満点。

前回は扇柳トール、今回は五十嵐浩晃、共に「雨ふり」という南4西6のBARで録音されています。毎回録音には西岡くんのところのレコーディング機材持ち込みでやっています。ゆくゆくは通りすがりの人まで中に入れて話したいらしいです。僕の役回りは通りすがりでたまたま来ていたと言ったところです。
コンサートやライブの情報はほとんど入らないです、ゲストの紹介さえないかも知れません。まあ、トンデモナイ代物ということです。


最後になりましたが、9月に一緒にやっているバイオリンの杉田知子さんがCDを出しました。
「Feel at Home ~美しき唄」
バイオリンが言葉のように聞こえるアルバムです。
どこかにある国、その言葉は日本語に翻訳されることはないけど何を伝えているかがよくわかる言葉で奏でられています。
改めて書きたいと思います、告知です。

みなさん、今年は素晴らしい一年を見ましょう!