2018年9月25日火曜日

頑張れー!



 
 地震からまだ12日、人は恐る恐る前に進み、まだ何かやってくるんじゃないかという疑心で毎日を送っています。立ち向かいようがないものに力んでみても仕様がないとハナから諦めているのは臆病な人なんだろうなあと自分を思うけど、勘だけを頼りにも生きていけないし。
 時々、ギシっと家が呻いてそのあとに空気もろともユラユラ揺れる、アラームがならないところをみるとそう大きくはないのだろうけど、穏やかじゃない。
 単1電池4個、単2電池4個、単3電池4個、携帯用の充電器がこのパソコンの前に置いてある、気休めなんだろうね。
 
 今、28日分と10月6日分のラジオの録音から帰って来たところです。
 街に出かければほんのちょっと前までスーパー、コンビニに人が並んで、スタンドには200台の車が給油を待ち、水が出ない電気がこないと言ってたのにその気配は微塵もない。修復なのか取り繕いなのかわからないけど街の形を取り戻している。
 
 自粛というのは考えていなかった。
 海に出る術があるのであれば漁師は海に出て魚を取るのがいいし、トラクターが動かせるのであれば農家の人は畑に出て刈り入れをするべき、電車が動いてるのであればサラリーマンは仕事に行くべきだし、歌う場所が無事で電気があったらミュージシャンは歌うべきだと思う。仕事は生きるためのもので、そのことについて誰かが決めるものでもないと思います。
 災害の反対語は残念ながら載っていない。日常ではない。

 14日のセプテンバーバレンタインコンサートはひとえにザ ルーテルホールに集ってくれたみなさんの日常への回帰、どっこい生きてるぞーわしら!の確認、ここへ来なよ賑やかにやろうぜ♫のごった煮にしてもらった成果です。
 9月14日、この日を毎年決めてよかったと思えるイベントに成長して来ました。
 廣瀬いづみの気合、扇柳トールのバリエーション、杉田さん、聖子さん、岩田さん、中川さん、の弦カルの皆さん、ボイス オブ ブライトのナツキちゃん、佐々木さん、あやさん、ゆみこさん、松本くん、敬三さん素晴らしい気合いと気持ちでした。
 観に来てくれた皆さん、また来年です。一年かけてまた何か考えます、乞うご期待です。
 ありがとうございました!
            
            

 9月16日札幌、9月17日旭川、北海道ミュージックシーン。
 札幌の若いミュージシャンとそうでもないおっさん達との合同音楽会、ニトリ文化ホールの最後のステージ。厚生年金会館という名前がずっと自分の中に残っていて、最後までうまく変換できなかった会館とのお別れができて幸せでした。ファイナルファンタジーじゃないけどニトリ文化ホールは静かに微笑むだけで霧の彼方に消えてゆきます。
 お疲れ様でした。長いこと。
 五十嵐、一平、細坪くん、久しぶりに会うけど君達は楽しい。お互いにまだまだ先は長い頑張って生きましょう。
 若い子達はこれから先どうやって音楽やっていくのか手探りだけど、大丈夫、人が助けてくれます。自分を信じる気持ちがあれば。インディ・ジョーンズの足元の見えない高所に置かれたステップをクリアするみたいに。

 写真は一平さんと本当の年金の楽屋入口での記念写真。

 みなさんまだまだ油断なく、用心しながらおおらかに暮らしていきましょう。

 次は10月8日の東京バックインタウン、10日の旭川アーリータイムズ、30日の札幌(詳細は近々おしらせします)