2020年6月16日火曜日

スタートしました。


デモテープ30曲、まず録音しよう。

このコロナの間にコツコツとコード譜を書き続け、合間にギターいじって細かいリフを作り、コードアレンジをしていつから始めようかと機会を窺ってたけど一向に機会はやってこない。
やって来たのはコロナという要領を得ない世界のクラッシャー。

コンサート飛ばし、ライブを延期の嵐にし、ひたすら首をすくめ疫病神が過ぎ去るのを待ち続けたけど埒があかない。家にこもって毎日毎日自分の作った曲と正対し、鉛筆とギターを持って修正したり解体したりの繰り返し。

降って湧いた録音スタジオ。
O氏が「スタジオ出来たから見に来ませんか?」
世の中そうおいそれとは或る日突然、スタジオができるなんてことはない、それもそう簡単に「デモテープ作ろうと思ってるんだけど、大量の曲を。」なんていうふざけたことを言う奴もいないし、「それは楽しそうだ、やりましょうか!」と雑作無く承諾してくれる人もいない。嘘のような話だけどこれで全部。

いいのか世の中こんなにシンプルで?

写真でわかるようにほぼ山の際で近所に由緒あるスキー場があり、冬はスキーヤーが家の脇を滑り降りてゆく。嘘だけど。

2020年、6月15日13時からスタートです。
全てが初なのでとりあえずいろんなことを試しながらの録音。

弾き語り一発で録り込もうと思っていたけど、オーバーダブの方がいいのかもと思えて来て、楽器の単体取りに変更してギターのストロークから始める。
録音も久しぶり、初めての環境で思うようにギターが弾けない。
試運転の中ギター2本録るのに3時間近くかかったかもしれない。
そのあと仮歌入れて1日目終了。
スタジオ楽しいなあ。何かが形になっていく作業と言うのは素晴らしい。
自分でまかなえるところは大体やりきろうと思う。

夜、ラフミックスしたものを送ってもらう。
久しぶりに欲が出て来て、ああしたい、こうしたいが波立つ。

これを発表する方法を居間思案中で、このブログの中に入れてしまうか、別の方法を立てるか。完成品の前のデモを聞いてもらいたいと思っています。

それにしても本テークまでどれだけ時間がかかるんだろう?


先週末、久しぶりに五十嵐に会う。
狸小路にある団子屋で落ち合う。なんか池波正太郎の必殺仕置人の集合場所みたいだ。
入っていって階段を登ったテーブルに後ろ向きに座っていて、何か書いている。
学生服を着た男の立ち姿みたいなものが書かれていて「なんだよ、それ?」挨拶もそこそこに尋ねると「今日の幸男さんの服装です、最近人に会うときにその人がどんな格好でやってくるのかを予想するのです。」うん、相変わらず少しだけ変わってる。キュートと言うんだろうなあ、わかんないけど。
ジーンズにスニーカー、は合っていて、上の学生服みたいなものは何かと聞いたらパーカーだと言う。しまった、その絵を写しておくんだった。
話は大体今のこのご時世、必須科目についての話、ライブハウスの状況、これから先の趨勢、諸々。
五十嵐浩晃「LOVE  SONGS  LETTERS」新譜です。
往年の AORの良き時代を確認させられ、なぜか当時の札幌の音楽風景までもが思い出させるアルバムです。バックのメンバーもみんなもうゆとりを持って音楽をできるところまで熟成してる感があって湿っていて非常にいいです。
歌も新しい歌い方が出ていて面白いです。希望を言えば力み返った五十嵐浩晃も聴きたかった。出来るのにやらないのはずるいぞー。

さあ、がんばろーっと、おいらも。


                                      悪魔の機械 R W ジーター 早川書房

        BGM 五十嵐浩晃 LOVE SONGS LETTERS






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