2017年4月2日日曜日

そうそうフェイクばかりでは身がもたん。




「この数ヶ月、環境音楽みたいなものばかり聞いていた。」

ブログを2001年4月13日(金)、に始めた時の書き出しが上の文章で、かれこれ丸16年になる。
驚いたね。
"a fridge"が出来た頃みたいで、これからこの連作を発表していくだろうみたいなことを呑気に書いている。なんか楽しそうだ。

大掃除しているとこういうものも出てくる。2001年4月から12月までの昔のブログ「佐々木の日記」(うん、すごいタイトル、そのまんま、何の工夫も加工もないままこのタイトルで文章を書いている神経も今ではちょっとどうかと思えるけど。)のコピーをもらって保管していて、折あるごとに捨てようかどうしようかの候補にはなるんだけど、読み直すには紙の方が読みやすいので結局勝ち残る。

本人は日記というよりも何か適当な与太話を書いていくことがブログの本道だと当時から思っていて、できるだけ個人的個人に走るまいと思っていたんだけど、読み返してみたら何のことはない公開日記だった。当たり前か、もともと性格がまっすぐなものでそうそうフェイクばかりでは身がもたん、っつうことですかね。

16年前のパソコンは文章の添削までやってくれていたみたいで面白い。
「だからと言って寝ないわけじゃない《否定の連続》」と出る。親切といえば親切だけど普通は書いている人が《否定の連続》に気づくことだから鬱陶しかったんだろうと思われ、本人もそのことについて文句をだらだらと書いている。アプリによるかもしれないけど。

環境音楽みたいなものばかり聞いていたと書いてあるけれど、パーカッションの檜山くんが当時サティにはまっていて、それでは聞いてみようかと思って聴いたんだけど、本当のことを言うとサティはそんなに好きじゃなかった。ね?日記なんて所詮行為ことが多々あって信じるものじゃないんだけど、それでも、思いの外と言うか本気がうっかり出ていたりするから厄介だ。僕はどうやらこれより前に日記を始めていたみたいで、半年以上のものを暇を見つけて削除していたらしい。もしかするとそれが正解なのかもしれないなあとも思えてきた。音楽も文章も自分丸出しの作業だからね。

家は藻岩の麓でまだ空き地には雪がごっそりと残っていて、街中みたいに急激に雪が溶けていくこともなく少しずつ量を減らしていて、朝起きて窓を開けた時とこの夕方、西日の陰で少し景色が変わったなと思えるくらいでゆっくりと春が進んでいく。

さて、宿題の新曲作り始めよう。

上のコンバース、下に見える金色をいつ履こうかと思って随分経つ。
何かきっかけがないとおいそれとは金色は使えないんだけど。どうなんでしょう?

                 BGM   Björk  debut   Homogenic
                                                                                Animals  Animalism





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