2016年10月24日月曜日

路面電車から見る景色は町だなあ。


6時に家を出て、山麓通りを下って西友の信号渡ってツルハでマスクを買い円山裏参道まで歩く。
途中、雨が降り出し、米屋の近所で雪に変わりコートを頭からかぶる。
あまり寒くて家に引き返そうかと一瞬思った。僕は時々こうやって家に帰ることがある。

古い家がたくさん残っていて、うどん屋、割烹などがその間に挟まって電球の明かりでひっそりと渋く商売をしている。この通りはそれほど普段も賑わうところじゃないけど、それでも商売ができるなにがしかの地理的優位性があるか、土地に力があるのかゆったりと商売をしてる。普通はダメなところばかりなんだけど、こういう場所が時々ある。

うどん屋から出てきた老夫婦が降ってきていた雪に小さな感想を言い、駐車場に消えていく。

思いの外遠かった。
円山夜想(円山ノクターン)の入り口の告知板に今日の出演メンバーがチョークで太く書かれている。
 「堀江淳/境長生」
土曜日のサロンドアヤコフスキーの帰り道、長生にばったり会って、2月のイベントでちょっと頼みたかったことがあって電話しなければと思っていた矢先、手短に趣旨を伝えて了解もらった。明日堀江とライブやるんで円山来ない?ということが今歩いている理由。
 
 二人とも久しぶりに聞くので楽しかった。
 弾き語りは毎回すごいなあ、と思うだけで、何年もこれで生きてきたというリアルなものがステージから染み出してくる。長生と堀江はアマチュアからの仲間で、それが現在まで続いている。世代は違うけど一平や山木と同じ付き合いなんだろう。
札幌は本当に北にあって、全道からとりあえず音楽やりたい人は集まってきて、この街で歌を歌える環境を探して、それぞれが結構狭い場所で知りあいになっていき、それから若い時をとぐろ巻いて暮らし始めるから相当濃い付き合いになる。
みんな平気で30年とか40年の付き合いになる、そんなに不思議だとは思っていないけれど、よく考えると異常だよな。
 この世代ももうすぐ還暦だ、(^∇^)だな。


 
外に出るとますます寒くなっていて、タクシー拾おうとしたけど、大通りに出ても走っていない、ようやく捕まえたと思ったら、これが見事に話付きな人、寒い話から入り、昔は野良犬野良猫が多かったに移り、そこを右に曲がってと言っても聞く耳もたないのを無理やり聞かせ、家に誘導する。
 「お客さん、昨日この車に乗りませんでした?僕、昨日の夕方ここに迎えにきたような気がするんですけど?」、
 札幌結構タクシー多いと思うんだけど、もう少し早く気づいても良さそうなんだけど。
 このところむやみやたらに偶然の出会いというのが多いんだけど、何か知らせたいのかね、神様は。

 今日のBGMはPhoebe Snow のPhoebe Snow、Al Di Meola All You Life(A Tribute To The Beatles)


11:58
 終わり。



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