2022年8月24日水曜日

7月まで来た、東京 バック イン タウン。Part3


 今日もエンジェルズはぐずぐずと負けて行く。

沼に落ちて行くみたいにズブズブ沈んで行く。素人が見ていても策もなく、気力もなく思想もない野球を続けて行く。中継の解説者も悪口を言いたいのを我慢しているのがわかるような放送を続けて行く。気の毒としか言いようがない。大谷くんも昨日から胃腸炎になってモチベーションも潰れてしまいそうになってる。球団すら売却されそう、はは、野球どころじゃないよなあ。

「白痴」は人の出入りまとまらず、最後まで到達しなかった。20歳の頃の自分は体力も横溢していて難なく読みきっていたと思うと偉いなあとしか言えない。文学という言葉を聞かなくなって久しいので、文学っぽいものってなんだろうと思って大学時代に読みきったドストエフスキーを読み返そうと思ったのが3月頃か。白旗あげたのが7月。往生際が悪ことこの上ない。で、次に何やってるかと思えば、「罪と罰」。ならばもう一冊。と奮い立つ。さすがこれはポップだった。今の所厄介なとこはなく、母さんの息子への手紙、娘の婚約者にあわよくば助けてもらおうというところまで来た。それにしても、学生の頃このドストエフスキー全集というのを完読した。前にも書いたけど感動してむせび泣いたはずなのに、なんだったんだろう。「罪と罰」の次は「嵐が丘」に行く。ヒースクリフに会いたいし。しばらくは世界文学祭を開催する。


7月17日、東京新宿バック イン タウン

東京で暮らしている木谷くんに前回のバック イン タウンが終わってから次の東京ベース持って来て弾いて、と頼んでおいた。流石の東京、7月は痩せても枯れても東京、どこをどう歩いても暑い東京。その東京で何年も暮らしベース弾いて暮らして来た男はもはや札幌の男が持ち得ないひとかどの東京の人になっていたと感じさせるベースプレーヤーでした。僕の呼吸を見ているのではないのかと思えるくらい的確なタイミングで音符を落としてくれる。普段会ってもそんなに深い話してないけど北海道のアバウトさは無くなっていました。あの日の木谷くんのプレィを見られなかった人にもう一度また機会を作れるように頑張ります。10月頃に札幌に行くと言ってるのでとうとうにライブをやってもいいかなと返事はしました。

7月18日、東京バック イン タウン、2日目

ゲストの細坪くんとはもう5年くらい会っていない。打ち合わせはメールで大体済ませていて、細坪くんは細やかなサジェッションをさらにもらいました。細坪君はさらに東京暮らしが長く打ち合わせの進め方が東京スタイルでした。不思議なことなんだけど、打ち合わせさえもその土地柄というものがあるというのを度々感じていて、ある意味東京スタイルは非常にわかりやすく合理的に話が進んで行き、僕は好きです。

久保田君をバックに従えての今回のゲスト出演でしたが、人の舞台のゲストということもあり少しやりずらかったかもしれないけど、そこはあと少しで50年になんなんとする海千山千の強者、安定感は抜群です。歌うたい細坪基佳健在なりと言ったところです。一つだけ謝らなければならないことがあり、それは自分に起こっても結構きついことだったと思えるのだけど。

一緒にやった「September Valentine」なのだが、打ち合わせの段階でKeyをGに決定し、イントロからAメロ までは久保田君のギター1本で出たいのでそこのギターアレンジは久保田君にお願いできるかと言ったところ快諾を得、リハーサルも順調に済み、本番を迎える。さて細坪君を迎え「September Valentine」、僕はカポタストを2フレットに設置する。久保田君はぎょっとしてと思う。KeyがGでカポタストを2にしてFフォームで弾く人はあまりいないので、多分「あっ、Aでスタートするつもりでいる。げっ、どうしよう。あっ、行く気満々。もう知らねーっと。いけ^ーA」多分こんな心状態だったと思われる。さらに災難の人がもう一人。細坪君。「げっ!Key Aじゃねえか。まずい、トップのラの音は喉が裂ける〜ー、喉から血が出るー。オラ知らねー。」、おら知らねーという心の声を聞き取れるはずもなく、私は揚々とAKeyで出帆した。終わってから細坪君が「幸男さん、知っててやったっしょ?ウエェー?えっ?」と言われたけどおいらそんなに人が悪くないような気がする。自信ないけど。それでも細坪君久保田君両名、さすがとしか言いようのないドリフト走行、後輪回しながらの見事なターン。素晴らしかった。ハプニングもものともしない、経験値の披瀝。本当にありがとう、また一緒にやりたい。それこそこれからあと何度僕らは同じステージで歌えるかわからないけど。

細坪君、ありがとう。また会いましょう。

これで6月7月のライブの大まかな報告はおしまいです。たくさんの人に会い、仲間とのセッションも無事とは言えないながらも楽しく終了しました。コロナの馬鹿野郎は改心する気配がなく、僕らは大きく張ることはないけど幾分かの賭けに出ながらの覚悟のもと出演して行きます。はや、8月23日、もう9月がそばで騒ぎ出しました。

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