2023年12月2日土曜日

12月は普通はやさでやって来た。


 この歌うという仕事に携わって早47年になろうとしていて、渋谷のエピキュラススタジオで初めてのレコーディングが東京への道が開いた渋谷もまだ雑然としながら、まだひっそりと人が住んでいる実態がまだあった。

人が歌うとそこには聴いてくれる人が現れ、時々励ましてくれる人もいて、過激な人はライブの感想などを容赦なく感想を述べる人も出てくる、おおよその人は胸の中に数多くの感想を持ちながらも容認してくれる。時として客と演者という関係性がわからなくなりお互いに何を求めているかすらわからないまま遠ざかる人は去っていき、それでも奇跡的にそこを通り抜けて長い付き合いが始まる人たちがいる。奇跡という言葉を使ったけれど47年間という時間の中で自分のこの仕事を続けるにはその言葉がないと説明がつかなくなることが多々あった。そのことに期待をするのはこっち側で、客、聴衆はそんなことはおそらく斟酌したことはないだろうし考えもしなかったかもしれないけど、ゆっくりと考えると僕ら演者はそのことをどこかで夢見ている。

時が経ち僕らは少しずつ年を取ってゆく。時代も少しずつ変わってゆき、自分たちが若者とか青春という時間から緩やかに逸れていく、そのことは別にどうということはない、言ってみればメインディッシュを終え、さてケーキでも食べようかという頃合い。楽しいことはまだ残っている。むしろ余裕さえあるかもしれない。

この僕のブログを覗きに来てくれるみなさんはおそらく間違いなく僕のことは知っているし、ある程度乱暴なことや横暴なこと、鼻持ちならないこと、間違った見識、を書き散らそうが誰も馬鹿野郎という人はいないと思います。長いことコンサートやライブ、それに準ずるもので顔を合わせている人たち。長い時間一緒に時間を作って来てくれた盟友、仲間、友人、その他諸々の共犯の方々。ありがとう。

今年ももうひと月で今年が終わります。もう、一年が早くってつ言葉もやめようと思います、その感覚にもなれたので、時間は僕達を待ってくれないし、思いの外せっかちなやつだからそのまま認め、話題にしないことにしました。

本当に長い付き合いにないますがこれからも続くことを願ってやみません。

長い間本当にお世話になりました、そしていつも力をもらいました。50年目もお祝いに付き合ってもらいかったですが、とりあえずそこを目指して歌い続けるつもりです。

僕は今日も元気です。

みんなもくれぐれも健康に注意してね。


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