暑中お見舞いなりー。
7月9日、武田君のところ、「CO-JACK」でのwithロケット姉妹との周年記念ライブが終わってもうひと月。こんなに暑い夏が続いている。
ロケットの二人はいつも淡々と品位を保ちながら時間の間を涼しげに通過していくように見える。アコーディオンが鳴り、ギターが後についていき、その説明をするように言葉とメロディがふわふわ飛び交う。それぞれが普段やっているステージはみんながみんな違う。本来、主義主張、趣味嗜好、作る和声、抑揚を整理整頓して人前に挙げる。一朝一夕には整うわけがない二つの塊が強調しようとして折り合い、へし合い、音楽の道徳の中で組み合う。
かれこれ半年以上ロケットとスタジオで音を録っている。
合わせようという気持ちと、それだけじゃつまらないから外にはみ出よう、いつもとは同じにならないものを生み出したい、相乗効果になるか逆効果になるか、たかだか3人の人数でも人は一人としていきている、微妙な危険因子を孕んでスタジオは進んでいる。それと自分たちは幾分歳をとり、優しくなってもいるし、頑固にもなっている、20歳の頃の温度を未だ持ち越していたら早々に空中分解して、ここで遭ったが100年目、うどん粉のはな、になってるかもしれない。僕らは普段どれだけ力みかえっていきて生きているのかがわかる。たくさんの音楽や生活や、知識、日常の澱みたいなものを時々駆虫に漂わせながら録音が進む。これが楽しくないわけはない。先週からいづみちゃんもピアノで参戦。ピアノのソロを1曲と歌が入っているもの2曲付き合ってもらった。これが普段のタッチと全くと言っていいくらい違っていて素晴らしかった。みんな本当に自分の姿の30パーセントくらいしか晒さないでやりくりしているんだってつくづく思い知らされた。そのことは楽しいし素敵な発見だね。もう少しで音楽録りは終わる。ナレーション原稿は書き直しも含めてなかなか進まなかったけれど、ようやくここに行くならばというところに合流できた。
後の写真はこんなことを書くために書いたんじゃなく、ビール祭りが始まる少し前、大通り公園のベンチに歩き疲れたので座っていたら、鳩が近づいて来てベンチの周りをぐるぐる回る。よく見ると片足でぴょんぴょん飛びながら地べたに落ちているかもしれない食い物を探しているように見えた。「片足の鳩かあ、この競争の激しい大通り公園の片隅で餌を探す日々は大変だろうに、こんなにきちんと太っているところを見るとさぞや餌探しがうまいか、どこかに秘密の餌場でもあるのか、どうなんだろう?」と思い、珍しいから写真でも撮ろうかと思い携帯を向けても逃げる気配もない。ぴょんぴょん、本当に器用にあっちこっち移動する、ベンチの背もたれにのぼったり、飛び降りて花壇のレンガに飛び移ったり、足元によって来たりと頻繁に動き回る、まあ、もともとあまりじっとして余裕かましている鳥ではないんだけどめまぐるしく動き回る。突然、2本の足で歩き始めた。どういうわけかはわからないけど、あいつは足をカラスや猫に食いちぎられたわけじゃなく、「もう、今日はこれくらいでいいか」という感じでヒョコヒョコ歩いて地面漁りを続ける。ビール祭りのはなしからここにたどり着くまで結構書いたけど、知ってるけど大した話じゃない。まして普段まともに書いていないここに書くことでもないと思うんだけど、携帯の写真を見たらつい、出来心で。すみません。
9月14日、ふきのとうホールでのセプテンバーセプテンバーヴァレンタインコンサート、まで40日となりました。
コロナは相変わらず世の中の低音域担当みたいにのたうってますが、人々の生きて行く、自分の人生、コロナの顔を窺って息するのは本意ではないと決心した人も相当数います。今年、上半期歌っててそのことを一番強く感じ、揺れない木があったら揺すってでも盛り上がってやる(変な例えだけど)決起盛んなものを煽りとしてもらった。
14日がどういう日になるかは蓋を開けて見なければわからないですが、去年の一年と今年の一年には明らかに違うものがあります。時間、が日々、年々大きくなっていきます。日常そのことを意識するかといえばそんなことはないのですが、時間は物理ではなく宗教の領域に突入しているような気さえします。
上の写真は去年の僕らの瞬間です。
何か変わったところがありますさてどこでしょう?という謎解きかもしれません。
ぜひそれを見においでください。
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