2023年6月29日木曜日

そいで、ライブを粛々とやるっつうのはどうですか?



7/9(日)佐々木幸男withロケット姉妹ライブ@Co-Jack 旭川 sold outd

 武田君のCo-Jackがオープンして8年になる。コロナも凌ぎきってこれからまた通常に戻るだろうを願って、去年に引き続き行って来ます。「旭川に飲みに来ませんか?そいで、ライブを粛々とやるっつうのはどうですか?」武田君の誘い文句。ライブにはそれぞれのスタイルがあっていいと思う。

小樽でやった「ありがとう」での扇柳、深川セット。旧「一匹長屋」、長いことやって来た下村さんとの本当にお世話になり、ありがとうの気持ちもあったライブ。付き合ってくれたお客さんも同じ気持ちの中で進んだ時間、僕らにはこういうこともこれから多々あるんだという確認も含めての共有感。少しずつライブが本当にリアルな日々の時間からの脱却、長いこと、同じ時間、同じ空間、同じ記憶を足してみると、もう写真のように止まった映像じゃなく映像にまでなってるのが素晴らしい。

「星の瞬く夜に」マスジがこれから続けていくだろうライブの1回目の歌い手として参加した。あえて歌い手と書いたのは自分が歌い手として、意識しながら歌うことをアプローチした所以なので。ジュリーの「時の過ぎゆくまま」を奥山君が選んでくれた。好きで歌う歌は体に入っている年季が違う。自分が書けないことを歌わせてくれる快感があった。そしてたくさんの好きな歌があることに改めて教えてもらった気がする。それと職業作家が書くものの見事なフォルムを本当に実感した。もし質問することが可能なら、聞きたいことがふんだんにあることも知った。

僕は毎日歌ってる。

昔は歌う日がなくても本を読んでいた。今、その昔読んだ本を改めて読み返している。もう新しい本は要らない。「白痴」から「罪と罰」、あいだに今読まれている本を挟み、「嵐が丘」がこんなに重量感があり楽しい読み物だったって思ってなかった若い頃の自分の活字を読むのが趣味だった時代をしみじみ思う感覚。ディケンズの「二都物語」10日前に読了。古い本だから話も古いんだけど、作家の力というのは古い新しいは関係なくただただ感心するだけ。今週は田中小実昌「ひるは映画館、よるは酒」、タイトル通りの内容でもう遭遇することのない映画館とそこで上映されていた映画の数々、こんなに楽しい日々を送っていた人が世の中にたくさんいたというだけでも嬉しくなる。次は「白鯨」かうウェルズ。

僕は毎日歌ってる。

本を読むみたいに毎日隙をみては歌ってる。体がどういう風に歌を変えていくのかがよくわかる。今までのアプローチから少し変えていくのかもしれない。腕をぐるぐる回しても可動域が小さくなっていくように声帯も使えるところと、そこはどうなんだろう?そこの足りない文をこっちから持って来て、あっちに割り振りし、録音を録ってみて全体を見渡したり、なんだか考えようによっては愉しい。毎日歌っていて思ったことは、まだ拗れているものは何もない。それともう人と比べてどうの、ということにも何も意味はないということがよくわかった。

久しぶりに雨がザワザワ降ってる。不眠気味の最近には絶好の雨音。もう寝ちゃおうかな。

7月前に書いておかないと思ってパソコンの前に座った。よくわからないけどアリバイ工作という言葉が目の前でチラチラ。何に対するアリバイよ?

上の写真は富良野の六花亭の広々テラスです。

小玉家、梅とじ天ぷらそば、このところの推し。








 

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