2018年3月22日木曜日

元気ですがテーマでした




練習スタジオ、クリームの前の駐車場はザクザクに溶けた雪で来る車、来る車皆埋まってしまい、リハーサル前の車押し。
中に入ると縦型の石油ストーブが灯油の匂いを撒き散らして燃え盛っている。
真冬だとこの程度のストーブは相当時間がかからないと温まらないんだけど、さすが3月になると外と同じに中も気温が緩んでいる。

トールがいて、哲治がいて藤井とさとちゃんが幾分緊張気味でスタジオに入って来る。

 ステージでラジオやるというのが今回の趣向、大昔札幌のラジオ局はサテライトという街の片隅にラジオブースを置き、そこから生で放送を飛ばすというのを喜んでやっていたことがあったけど、それとも違うクローズドサーキット、電波は飛ばさないけど火曜日の夜中25時にやってる「幸男さん」をなんとかそのまんまやろうか?というところから始まった企画もの。
 最初はラジオのスタジオみたいに看板吊って、時計かけ、マイクを設置して、録音ブースみたいに窓ガラスを立て、向こうにキューを振る人を置き、などから始まったけど、大袈裟すぎるからやめて、シンプルにしように落ち着いた。
 
それでも町の風景の音からスタートして僕が時計台の横を通り過ぎ、AIR-Gno
エレベーターに乗り込み、スタッフに挨拶してスタジオに入り、ドアの開く音から番組のジングルが流れて舞台に上がるという段取りでスタートする。
こうやって書くと段取りを作っていく作業は慣れていないと大変なんだけど、さすがに長いこと番組を作ってきた相方の藤井くん、そつなく綺麗に決めてくれた。

クリームでのバンドリハーサルは今回、コーラスを集中的に練習しようということで、普段の倍以上の時間を使って取り組む。
コーラスというのは苦労の割にはそんなに報われるパーツじゃなく、楽器の様にある程度のピッチは操作を間違えなければ楽器が管理してくれるんだけど、人の声の和声というのは揺らぎがあるので、その揺らぎをどこまで許容範囲とするかで音楽の純度も変わって来るから厄介なのだ。
 本来ならば相撲業界みたいに殴ったり蹴ったりという乱暴な局面に発展してもある程度仕方がないな、それでも報告する協会もないから、まあまあ、うちうちにというのが昭和の音楽業界でも多々あったくらい音楽の純度精度あげることには血道を上げざるをえないのだす、本番という目標がなければ修羅場に変わる環境なのです。怖いっちゃ相当怖いね、みんな優しい顔してるけど、鬼が住んでいます鬼ヶ島。

昨日、本番の録音されたものを放送局で聞いた。
みんなにも聞いてもらえると思うけど、とっても良いです。鬼退治して帰っていく桃太郎みたいな感じで清々しく、トールも哲治も堂々としていて何年もやっているバンドみたいです(何10年もやってるんだけど、正味)、ユキちゃんのアコーデオンは春の花を撒き散らしていくミューズの様でそれはそれはオーラ満開です。藤井さんはまるで中学生の様にギターをガン見して俺はこれを弾きにきたという汗汗で楽しんでいます。Y2S=のバンマスさとちゃんは60歳から70歳になんなんとするおっさんを従えgoing my way大したもんです。

 何よりも大きな演者は今回もきてくれた皆さんでした。
 出演者の人たちが口を揃えて、お客さんの温かいこと、最初から空間が温まった雰囲気を醸し出してくれる、何やるんだろうという期待感が緩やかに流れて来る空間があったという感想を述べていました。鬼達がいうんだから間違いないです。
 
 とても誇らしい気分です。

 このところその雰囲気がどこのライブハウスに行っても感じられる様になってきて本当に嬉しいです。


 もう直ぐ4月です。

 次は帯広ホーリーズ、4月7日(土)、盛り上がる、いつも雰囲気のいい感じでやってます。
 で、4月20(金)、札幌円山夜想(円山ノクターン)、境 長生とのライブです。
 「円山6月、7月」の舞台あたりの場所にあります。本当の私の庭です。庭案内をさせてもらいますくらいの感じなので、これはこれで楽しそうです。

ちょっと先ですが6月の30日、オホーツクフォーク祭りの第10回が行われます。
男村谷(主催者)の渾身の10回目コンサート、男っぷりを見に是非出かけてください。

 
このところ気に入ってる本        定山渓鉄道   久保ヒデキ  北海道新聞社


      BGM  Alan Parsons  On Air      Alanis Morissette  Judge little Pill

0 件のコメント:

コメントを投稿