2015年2月13日金曜日

松はカナリアになる



一年が経ち、冬の真っ最中。

毎日、毎日ギターを弾いている。
仕事だから唄ってるわけでもないみたい。
時々、機械のように正確に、微動することのない歌を唄ってみたいと思うことがある。
昔よりもその意識は強く、とにかく揺るぎのない歌だ。
もともと、そんな風に歌うことになんの贔屓もなかったんだけど、自分の揺らぎ方に「?」と思うこと。
世の中には肘が触れ合うくらいの歌うたいがいる。
多分、人前で歌うくらいだからそれ相当の自信があり、それ相当のうぬぼれもある。

一年が経ち、冬の真っ最中。
自分の作った歌をようやく遠くから聞くことができる。
作ってる時から不思議な空間を持ってるアルバムだと薄々感じていたのだけれど、無用心に聴いていると、見たことのないドアを強くノックされる。
自分の知らない戸ができていた。
という感じ。

僕はどこかで機械のように歌うことを夢見ていた。
機械は歌わないから機械なんだけど、でも、心がないというのを羨ましいと思うことがある。
アンドロイドが歌う歌は映画の場面で何度も見た記憶がある。
どれもみな悲しい歌を唄っていた。
悲しいことを歌えないから悲しい歌を選んでいるのか?


僕はいい年をして歌から心を外す練習をしている?
というか、思いの外、音楽は、歌は、心を前提に語られ過ぎてきたような気がする。
僕は一体どんなボールを投げているんだろう?

毎日ギターを弾いて、時には人の歌を延々と歌う。

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一年が経ち、いいアルバムだねって思った。

これから3月のペニーレーンに向けて黙々と。
その前に、2月の末から丸石輝正君のレコーディング。4月にリリースするので出来上がったらおしらせします。僕の書き下ろしの曲も入っています。ようやくレコーディングにまで漕ぎ着けそうです。去年から結構時間がかかった。

5月に岩内の邦さん企画の温泉ライブがあります。おそらく、後にも先にもこれ一回きりだと思います。温泉に入りながらグダグダとライブやって温泉に入ってという企画だと思います。詳細はここページのらいぶのこーなーに書いてありますのでご照覧のほどを。

明日は天気、荒れ模様だということです。
春のような冬のような、立場が定まらない今年の冬です。

松の部屋はいつ開くのか?と聞かれることが多いのですが、松の部屋は本人がプライバシー云々をほざいているので、まだ個人ルームのままです。
長いこと風呂に入れてないので、白かった毛が黄色に変色してきています。
もう少しするとカナリヤみたいになるかもしれない。




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